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コーポレートガバナンスの強化をサポートするSaaS『KiteRa(キテラ)』、総額約14億円の資金調達を実施

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コーポレートガバナンスの強化をサポートするSaaS『KiteRa(キテラ)』を運営する株式会社KiteRa(以下KiteRa)は、シリーズAラウンドにおいて、総額約14億円の資金調達を実施したことを発表した。

増資と融資をあわせたこれまでの累計調達額は、約18億円となる。

『KiteRa』はコーポレートガバナンスのベースとなる社内規程類の作成、運用そして行政への電子申請といった一連の業務プロセスをクラウド上で効率化するSaaS。現在提供されている社会保険労務士事務所向けサービス『KiteRa Pro』に加え、あらたに一般企業向け『KiteRa Biz』も近日中にリリースが予定されている。2019年8月のサービスローンチからすでに800社以上(2022年3月時点)の社労士事務所に有料導入されている。

今回の資金調達は、前回ラウンドに引き続きXTech Ventures株式会社をリード投資家とし、既存投資家である三井住友海上キャピタル株式会社、DIMENSION株式会社、及び新規引受先としてSansan株式会社、みずほキャピタル株式会社を迎え、第三者割当増資が実施された。

【代表取締役CEO 植松 隆史氏のコメント】

この度、シリーズAラウンドにてSansan株式会社様、みずほキャピタル株式会社様を新規引受先として、またXTech Ventures株式会社様を前回ラウンドに引き続きリード投資家として既存投資家様計3社からフォロー出資をいただきました。

昨今、長引く新型コロナウィルスの影響、働き方改革関連法への対応、さらに企業の国際競争力強化といった社会的課題に対応した会社の制度やルール作りが経営課題となっています。
このような状況下で、弊社は会社の制度やルールを定義する社内規程類を効率的に作成・運用が出来るクラウドサービス「KiteRa」の開発を進め、労働社会保険諸法令の専門家である社労士の業務効率化を支援して参りました。現在では、800社を超える社労士事務所様にご導入いただくに至っています(2022年3月現在)。

一方、一般企業からも社内規程類の運用管理に関して課題があるとの声が、これまでも弊社に多数寄せられていました。特に大手企業においては、社内規程の種類や数が多く運用管理が煩雑になりがちです。また、グループ会社や子会社間での横断管理も複雑で、ガバナンスが効きにくい状況が存在していることも分かってきました。
そこで今回調達した資金で社労士向けプロダクトの開発体制を更に強化すると同時に、新たに一般企業向けのサービス開発と展開に活用して参ります。

社労士と一般企業との関係が促進され、相乗効果を生み、弊社のミッションである「安心して働ける世界を作る」の実現に向けて更に努力して参ります。

【XTech Ventures株式会社 代表パートナー 手嶋 浩己氏 コメント】

前回ラウンドに引き続きリード投資をさせていただき、KiteRa社への累計投資金額も10億弱となり、私たちのファンドサイズとしては比較的思い切った投資規模となりました。前回投資時からの経営陣の有言実行の姿勢及び安定感・秘めたる野心を感じ、かつ、力強い事業の成長、プロダクトのお客様への刺さり具合を見てこれたことが背景にあります。なので、今回の投資にあたっても植松さんに提案いただいたあと、私と西條との間で即決でした。KiteRaのプロダクトが規程管理の底上げ、ひいては日本のコーポレートガバナンスをより一つ上の次元に上げていくことを期待しています。

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