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最終更新日

20200622

インフルエンサーマーケティングとは 目的や特徴とその事例

#アドテック

インフルエンサーマーケティングとはSNS等で影響力のあるインフルエンサーに商品やサービスの紹介を依頼し、消費者を購買行動に導くマーケティング手法のひとつです。

インフルエンサーデータベース「IPR」

インフルエンサーマーケティングとはSNS等で影響力のあるインフルエンサーに商品やサービスの紹介を依頼し、消費者を購買行動に導くマーケティング手法のひとつです。

特に近年は、インフルエンサーが企業と消費者をつなぐ役割を担うキーパーソンとして認知度を高めつつあります。

そこでこの記事では、インフルエンサーマーケティングの目的をはじめとして、適した業種やプラットフォームのほか、実際の事例などもご紹介します。

インフルエンサーマーケティングを行う目的

インフルエンサーマーケティングの目的は顧客となるSNSのユーザーに対し、有用と捉えられる商品やサービスの情報を発信することです。

特にユーザーからの信頼が厚いとされるインフルエンサーを介すインフルエンサーマーケティングは、マーケティングの手法の中でも影響力も大きいことから、ターゲットに効果的に情報を発信できる新たな手法として注目されています。

また、売れる商品やサービスは時代とともに変化していて、かつては単によい製品をつくれば売れたものが、やがてより消費者のニーズや精神的充足感を満たすことが求められるようになり、現在は自己実現欲求を満たすことも必要とされています。

こうした変化の中でインフルエンサーマーケティングは、「自分がサービスや商品を探したタイミング」でインフルエンサーから情報を取得することができ、友人から商品やサービスを勧められるのと似た感覚で嫌煙されにくいのが特徴です。

つまりインフルエンサーマーケティングは消費者行動の変化に伴って生まれた、現代の顧客に受け入れやすい広告手法といえるでしょう。

インフルエンサーマーケティングに適した業種

SNSでマーケティングを展開するインフルエンサーマーケティングは業種によって向き不向きを見極めておかなくてはなりません。そこでインフルエンサーマーケティングに適しているのは主に次のような業種です。

アパレル業

服飾やアクセサリーなど視覚的要素が大きく、販売促進においてインフルエンサーにもなりえるモデルなどを起用するアパレル業におて、インフルエンサーマーケティングは最適な手法です。

また、より消費者の共感を得やすくするためには自社のスタッフをインフルエンサーとして起用するといった方法も効果的で、スタッフのコーディネートが、フォローや拡散されることもあります。

美容業

アパレル業と同様の理由から、美容業もインフルエンサーマーケティングに適しています。

インフルエンサーマーケティングが利用している化粧品や美容液などはSNS上で話題になることも少なくありません。

また、美容業に近いエステやヘルスケアなどもインフルエンサーマーケティングと相性がよいといえます。

飲食業

インフルエンサーの中には特に飲食の世界で影響力のあるグルメインフルエンサーが存在します。

こうした人物は多数存在しますが、自社のジャンルやコンセプトに合致したインフルエンサーを見つければ効果的なインフルエンサーマーケティングが可能です。

またアイデア料理や調理に関する便利グッズなどの情報もインフルエンサーによって拡散されやすい傾向があります。

旅行業

旅行業もインフルエンサーマーケティングと非常に相性のよい業種といえます。

インフルエンサーとのタイアップによりPR投稿を行ったり、旅行への興味を喚起する写真や動画をSNSアップして魅力的なアカウントをつくりやすいのも旅行業の特徴です。

ペット産業

ペット産業ではペットそのものが「イメージキャラクター」としてインフルエンサーの役割を果たしていることがあります。

このため動物病院やペット専用写真スタジオなどではインフルエンサーマーケティングが非常に有効です。

インフルエンサーマーケティングを展開するプラットフォームの特徴と事例

SNSを活用してインフルエンサーマーケティングを行う場合、プラットフォームはさまざまでその特徴も異なります。

そこでそれぞれのプラットフォームの特徴とリーチが獲得できるユーザー層、インフルエンサーマーケティング事例もみていきましょう。

Instagram

Instagramはノンバーバルコミュニケーションと呼ばれる、言葉ではなく写真が中心であるということが他のSNSと異なる点です。

このため、海外ユーザーともつながりやすく、商品やサービスのグローバルな展開に適しています。

また、ハッシュタグの利用が活発で検索に利用されるのも特徴です。

ただしもともと広告の少ないSNSであるため、インフルエンサーマーケティングでは広告色を控えることがポイントとなります。

Instagramのユーザー層

Instagramのユーザーは20代~40代で特に女性の利用が多く、プライベート色が強いといえます。

Instagramによるインフルエンサーマーケティングの事例

百貨店でのバレンタインイベントの際にInstagramを利用した投稿が行われました。

投稿はチョコレートの種類によって画像の色合を変えたり、小物や皿などでアクセントを加えることでユーザーの注目を集めるクオリティの高いものとなっています。

紹介されたチョコレートはあまり馴染みのないブランドでしたが、競争の激しいチョコレート市場にあって、画像で商品のよさを伝えられるのはInstagramによるインフルエンサーマーケティングの特徴です。

Twitter

Twitterの最大の特徴は拡散性の高さです。

ハッシュタグによって、ユーザーはどちらか一方がフォローすることによって面識がなくてもつながることができ、実名以外でも登録可能です。このため、匿名性が高くマーケティングにおいては消費者の生の声が収集しやすいSNSといえます。

ただし、拡散性と匿名性の高さはしばしば「炎上」が発生することも少なくありません。そのため、企画の段階で「炎上」が発生しそうな言い回しや、事柄などには細心の注意を払うようにしましょう。

Twitterのユーザー層

Twitterのユーザー層は20代~40代で、男女比率はほぼ変わりません。一人で複数のアカウントを持つことも多く、Instagram同様プライベート色が強いSNSです。

Twitterによるインフルエンサーマーケティングの事例

大手食品メーカーでは、キューブ状の鍋つゆの素でTwitterを利用したPRを行いました。

起用されたのは主婦のフォロワーの多い料理人で、専門家ならではの的確なコメントや料理の紹介が好評を博し、料理の写真を投稿することで認知拡大を実現しています。

Twitterは主婦層の利用も多いことから、もともとこうしたPRは少なくありません。今回の取り組みは毎日の料理の献立に悩んでいる主婦に対し、悩みを解決するニーズとマッチしたインフルエンサーマーケティングといえます。

Facebook

Facebookは実名での登録が必要なことから信頼性が高く、SNSのなかでは比較的フォーマルな存在です。

このため、リアルな交友関係によって相互にフォローし合うことが多く、他のSNSと比較してインフルエンサーが存在しにくいともいえます。

また、今後制限解除の情報もありますが、フレンドアカウントは5,000人までとなっていて、インフルエンサーマーケティングに活用するにはこの点も考慮しておかなくてはなりません。

Facebookのユーザー層

Facebookのユーザーは30代以上が多く、男性の比率が高いのが特徴です。また、プライベートよりも仕事上でのつながりが強くなっています。

Facebookによるインフルエンサーマーケティングの事例

大手化粧品メーカーではシンガポールにおいて有名ブロガーなどに、自社の化粧品を利用した結果や感想などの自分のフィードだけでなく企業ページへの投稿を依頼しました。

Facebookは世界最大のSNSではあるものの、前述した特性が影響し、日本にはインフルエンサーがほとんど存在しません。

しかしながら、世界的にみると有名モデルや有名ブロガーを利用したインフルエンサーマーケティングが展開されています。

YouTube

YouTubeは利用者数が全世界で19億人を超えるとされ、世界で最も親しまれている動画共有サービスです。

ユーザーの多さは潜在顧客の多さにも直結し、特に動画広告の市場規模は拡大しています。

またYouTubeにおけるインフルエンサーには「ユーチューバー」と呼ばれる人々も存在し、彼らを起用してインフルエンサーマーケティングが行われるケースも少なくありません。

YouTubeのユーザー層

YouTubeはユーザー層が幅広いのが特徴で、男女問わず10代から60代までの幅広い年齢層が利用しています。この点はYouTubeにおけるインフルエンサーマーケティングの最大のメリットです。

YouTubeによるインフルエンサーマーケティングの事例

クレジットカードの決済事業を行っている企業では、女性ユーチューバーとのコラボレーションにより、ハワイ旅行中というストーリー仕立ての設定で動画を制作しています。

内容は女性インフルエンサー×旅行ということで海外でのショッピングを中心としたものです。決裁にクレジットカードを利用することで現地通貨への両替などで戸惑うことなく、ハワイで利用できるクレジットカード会員限定のクーポンを紹介しお得でスマートな旅行体験を動画で印象づけました。

また、動画の構成や編集技術をはじめ、女性ユーチューバーのネイティブな英会話により、インフルエンサーの個性を活かした訴求力の高い内容になっております。

再生回数は2020年2月現在で30万回を超え、非常に評価の高いタイアップ動画のひとつといえるでしょう。

インフルエンサーマーケティングについてのまとめ

  • インフルエンサーマーケティングとSNS等で影響力のあるインフルエンサーに商品やサービスの紹介を依頼し、消費者を購買行動に導くマーケティング手法のひとつです。
  • インフルエンサーマーケティングが向いている業種としてはアパレル業、美容業、飲食業、旅行業、ペット産業などが挙げられます。
  • インフルエンサーマーケティングを展開するプラットフォームにはInstagram、Twitter、Facebook、YouTubeなどがあり、すでに多くの成功事例があります。

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