企業におけるTwitterの利用方法として、しばしばプロモーションで認知拡大やフォロワー獲得を目的にリツイートキャンペーンやハッシュタグキャンペーンなど実施されることがあります。しかしながら、さまざまなキャンペーンを実施しても、フォロワーが想定より増加しなかったり、エンゲージメントが低いことも少なくありません。実際にはそればかりでなく、施策後にフォロワーが離れてしまったり懸賞アカウントばかりで本質的なユーザーの獲得ができていないこともあります。
そこで、これらの悩みの解決の一助となるのが、SNSキャンペーンを支援するキャンペーンツールです。この記事では、キャンペーンツールのひとつboiteについて、ツールとしての強みや実施可能なキャンペーン、分析機能などを解説します。
Twitterコミュニケーションキャンペーンツール「boite」とは
boiteは、Twitter上でキャンペーンを実施し、企業におけるターゲットユーザーとのコミュニケーションを最大化するためのキャンペーンツールです。
boiteを活用することで、拡散力の強いインスタントウィンキャンペーンや、ユーザーとのコミュニケーションを実現するチャットボットキャンペーンを行うことができ、企業とユーザーとの関係の強化を支援します。
boiteの強み
Twitterで多くのターゲットユーザーにアプローチすることは、プロダクトやブランドの認知・理解を図るうえで重要です。
boiteではその独自の強みにより、コミュニケーションを通じてユーザー獲得に貢献します。
ユーザー分析で高速PDCAを実現
boiteが他社のツールと大きく異なるのは、キャンペーンの波及効果や参加者、さらに新規フォロワーの属性といった、多角的な視点から分析ができるツールであることです。
また、獲得したフォロワーについては定着率を算出することにより、本質的なユーザーを獲得できたかどうかを高速なPDCAにより判断できることもツールとしての大きな強みとなります。
豊富な機能を兼ね備えた総合ツール
boiteはインスタントウィン式のオートリプライをはじめとして、チャットボットなども可能とする豊富な機能を兼ね備えた総合ツールです。
これによりユーザーの要望や目的に合わせキャンペーンを実施することができます。
SNSマーケティング専門家の企画力
boiteを提供するテテマーチ株式会社は、SNSマーケティングに特化した専門企業です。
さらにTwitter認定代理店でもあることから、これまでの1000回以上にのぼるキャンペーン支援により培った企画力と実績をもとに提案を行い、SNSマーケティング専門家ならではの企画力を発揮します。
常に最新の経過をウォッチ
boiteのダッシュボードには進捗推移がリアルタイムに反映されます。
これにより、常に最新の経過を監視することが可能です。
インスタントウィンとは
boiteで実施できる主なキャンペーンのひとつ、インスタントウィンとはハッシュタグツイートや対象投稿へのリツイートに対して自動で返信するリアルタイム抽選や情報のレコメンドなどが可能な施策です。
インスタントウィンの手順はまず公式アカウントをユーザーがフォローすることからはじまります。そのうえでハッシュタグツイートや対象投稿のリツイートを行うと、応募者には自動で返信が行われ、当選者にはダイレクトメッセージがフォーム送信される仕組みです。
このようにインスタントウィンならアクションを起こしたユーザーへリアルタイムでコミュニケーションをすることができるほか、boiteなら数日後に当選結果を返信するリマインダー形式によるキャンペーンを実施することもできます。
インスタントウィンでできること
インスタントウィンにはいくつかの方法があり、これを組み合わせて施策を実施することもできます。
インスタントウィン式オートリプライ
インスタントウィン式オートリプライは、ユーザーの特定アクションに対してリアルタイムで抽選を行うものです。
抽選結果は自動返信により、「あたり」や「はずれ」といったコンテンツを出し分けることで通知されます。
カンバセーショナル式オートリプライ
カンバセーショナル式オートリプライは独自のハッシュタグを選定することにより、投稿したユーザーに対して、特定のコンテンツを自動返信されます。
この方法は、UGC(ユーザーコンテンツ)の拡散において非常に効果的です。
カンバセーショナル&インスタントウィン式オートリプライ
インスタントウィン式とカンバセーショナル式の組み合わせた方法です。
またboiteなら、当落だけではなく数種パターンをランダムに返信する
おみくじ型のスキームなども実施可能となっています。
boiteの分析機能
boiteではキャンペーンの効果を詳細に分析することにより、ユーザーインサイトの把握や次回以降のキャンペーン設計に役立てることができます。
このために用意されている分析機能はさまざまです。
キャンペーン参加者分析
キャンペーンに参加したユーザーに関する内訳の分析です。
キャンペーンに参加したユーザーのうちキャンペーン期間中にフォローした新規ユーザーとすでにアカウントをフォローしていた既存ユーザー、それぞれの割合を抽出することができます。
参加者属性分析
ターゲットユーザーの分析です。プロフィールのテキストマイニングによって年齢や性別など参加ユーザーの属性分析を行います。
フォロワー定着率分析
主に離脱ユーザーの分析です。これにより、キャンペーン終了翌日から7日後、さらに14日後時点を想定し、キャンペーンで獲得したユーザーが一定期間後にフォロワーとして定着しているのかを見極めます。
拡散分析
参加ユーザーの影響力の分析です。キャンペーンに参加したユーザーのフォロワーの総数、およびフォロワー数の平均を抽出します。
キャンペーン比較分析
最適なキャンペーンが実施されているかの分析です。過去に実施した複数のキャンペーンの中から、どのようなテーマや方向性が最適かを可視化します。
boiteの料金
boiteにはインスタントウィン、チャットボットそれぞれの施策ごとに料金が次のように設定されています。
インスタントウィン
- 基本料金(設定費込): 80万円
- レポーティング:10万円
- 企画設計費:10万円~
- 素材制作:10万円~
- Twitter広告費:50万円~
2回目以降は50万円のプランで提供されます。また最低契約期間6か月の月額プラン30万円~も用意されています。
チャットボット
- 基本料金(設定費込) :150万円
- レポーティング:10万円
- シナリオ設計:50万円~
- 素材制作:10万円~
- Twitter広告費:50万円~
※2回目以降は120万円のプランで提供されます。
boiteについてのまとめ
・boiteは、Twitter上でキャンペーンを実施し、企業におけるターゲットユーザーとのコミュニケーションを最大化するためのキャンペーンツールです。
・boiteの強みはキャンペーンにおける高速のユーザー分析、豊富な機能、提供するテテマーチ株式会社のマーケティング専門家としての企画力、進捗推移をリアルタイムで監視できることなどです。
・boiteで可能なインスタントウィンでは、ハッシュタグツイートや対象投稿へのリツイートに対して自動で返信するリアルタイム抽選や情報のレコメンドなどが可能です。
・インスタントウィンにはインスタントウィン式オートリプライ、カンバセーショナル式オートリプライ、カンバセーショナル&インスタントウィン式オートリプライなどの方法があります。
・boiteでは参加者属性、フォロワー定着率、拡散による影響力の分析のほか、キャンペーンの比較分析などができます。
・boiteにはインスタントウィン、チャットボットそれぞれの施策ごとに料金が設定されています。