ビジネスメディアのミツカル記事カテゴリ:アドテックSNSキャンペーンとは それぞれのSNSでの特徴や事例を解説
#アドテック
各種SNSプラットフォームを活用したキャンペーンはSNSキャンペーンと呼ばれ、近年増加しています。
ただしひとくちにSNSといってもプラットフォームはさまざまで、キャンペーンを展開する際にはそれぞれの異なる特色をきちんと把握しておかなければなりません。
一方でSNSキャンペーンは魅力的な企画が立案できれば、他の手法によるキャンペーンよりも飛躍的に高い認知度と費用対効果を実現できる可能性があります。
そこでこの記事ではSNSで行うキャンペーンについて解説するとともに、各種SNSプラットフォームの特色や実際のSNSキャンペーンの事例もあわせてご紹介いたします。
SNSキャンペーンの目的は既存あるいは未知の顧客に対し、商品やサービスの認知度を向上させ、検討機会を拡大し、コンバージョンすることです。
具体的にはキャンペーンによって、顧客に商品やサービスに関心を持ってもらい、価値を明確に伝えることがまずひとつの目的となります。
また、あわせて顧客により詳しく商品やサービスを知ってもらうことも必要です。
さらに、商品を購入したりサービスを利用したりしてもらうほか、店舗に立ち寄ってもらうよう促すことが最終目的となります。
そこで、SNSキャンペーンでは、目的達成のためによりキャンペーンの性格に馴染みやすい適切なプラットフォームを選択し、利用しているターゲット層を明確にすることが必要不可欠といえるのです。
では、ここからは実際にSNSキャンペーンを行う際の主要なSNSの特徴やポイントをみていきましょう。
Twitterの大きな特徴として挙げられるのは拡散性の高さです。
そのため新規の顧客へアプローチするキャンペーンに適しており、成功のポイントはTwitterの拡散性をいかに最大化できるかという点が重要になります。
特にTwitterでは20代の利用者数が全体の約4割を占めていることから、ゲームやコスメといった若者向けのアイテムのキャンペーンなどが展開しやすいといえるでしょう。
また、ユーザーに単なる広告と捉えられないために企画のユニークさやなんらかの引っかかりがあることが大切です。
Instagramにおけるキャンペーンの展開では、女性の利用者が約7割を占めるという他のSNSにはない特徴を活かすのがポイントです。
具体的には、女性のファッションやトレンドの感度が高さを活かした雑貨やインテリア飲食店などのPRを目的としたキャンペーンが考えられます。
また、Instagramの特性として他のSNSよりも拡散性がやや低いことを考慮して、人気顧客への情報発信よりも既存の顧客とのコミュニケーションにフォーカスするとよいでしょう。
Facebook もInstagram同様、既存の顧客や商品やサービスに対して認知のある顧客に対して理解を深め、新たな価値を提案するキャンペーンに適しています。
またユーザーの男女差が少なく、比較的年齢層の高いSNSであることから、主婦層にアピールできる家電や日用品などのPRにおすすめです。
さらに、ビジネス利用が高いことから、セミナー告知や展示会のキャンペーンなどを行ってもよいでしょう。
LINEはアクティブユーザー数・アクティブ率ともに日本国内最大のSNSです。
そのためリーチできる絶対数が多く、トーク画面へメッセージや情報を送信することで直接個々のユーザーへアプローチすることも可能です。
そこでLINEでは応募や手続きなどをすることによりその場で抽選が行われる「インスタントウィン」と呼ばれる懸賞方式を用いたキャンペーンなどが適しているといえるでしょう。
具体的にはアプリ内のトークや広告によってキャンペーンページへと誘導し、その場で抽選をして結果をプッシュ通知するといった手法が考えられます。
上記以外でも、SNSには様々なプラットフォームが存在しますが、例えば動画投稿型SNSなどの場合であればユーザー参加型キャンペーンといった手法が考えられます。
ユーザーから発信されたコンテンツの場合、企業が発信するよりも自然拡散が期待できるため、認知拡大がしやすく、キャンペーンの最終目的である購買促進において効果的です。
また、近年では動画を簡単に撮影・編集できるツールが普及していることから、アイデア次第でバラエティ豊かなキャンペーンが可能になります。
上記のように、SNSキャンペーンはプラットフォームによって展開の手法を検討しなければなりませんが、実際に各企業が展開し、成功した事例には次のようなものがあります。
長年多くのファンに親しまれているチョコレート菓子「きのこの山」と「たけのこの里」のどちらを支持するのかがネット上でも度々話題になっていました。
こうした話題性を利用し、株式会社明治は「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙」と銘打ちSNSキャンペーンを展開します。
「きのこ党」と「たけのこ党」、さらにどちらも好きな「どっちも党」の3党はマニフェストを掲げ、本物の選挙さながらの「選挙戦」が繰り広げられました。
また投票はキャンペーンサイトが1票、Twitterでは1ツイートを10票とするなど、SNSによる拡散を狙った工夫もされていたのが、キャンペーンの成果を高めたひとつのポイントです。
参考:きのこの山・たけのこの里 国民総選挙キャンペーンサイト
参考:株式会社明治 公式サイト
キリンビールでは、「淡麗グリーンラベル」リニューアル記念企画の一環として、「ツイッターおにごっこ」と題したキャンペーンを実施しました。
ツイッターおにごっこは連日20時~21時に開催される時間限定の企画となっていて、いくつか用意された同社の“おに”アカウントがユーザーアカウントを追いかけるというものです。
ゲームはまず、“おに”アカウントの「イインダヨ!グリーンダヨ!!」の掛け声とともにスタートします。
そしてユーザーがキャンペーンサイトより「#イインダヨ」とツイートし、30分以内に“おに”アカウントから返信されると捕まえられたとみなされ、制限時間内に返信がなければ逃げ切ったことになります。
また、逃げ切ったユーザーにはプレゼントとして毎日抽選で100名に「淡麗グリーンラベル」350ml缶6本セットが当選しました。
参加者が3万人を超えたTwitterおにごっこは大盛況で、ユーザーを巻き込み、ゲーミフィケーションの要素を取り入れた秀逸な企画だったといえます。
参考:淡麗グリーンラベル Twitterおにごっこキャンペーンサイト
ペプシコーラのTwitter公式アカウントではサッカー元日本代表の本田圭佑選手をイメージキャラクターに起用し、「#本田とコイントス」と題してインスタントウィン形式のキャンペーンを実施しました。
キャンペーンの内容は本田選手の投げるコインの表裏を予想したハッシュタグツイートを行うもので、インストウィンによる拡散力とともにインパクトのある動画企画によってキャンペーンハッシュタグがTwitterのトレンド入りする盛り上がりをみせます。
また、ユーザーの注目を集めたことにより、キャンペーン動画を使ったコラージュ動画も投稿されるなど、Twitterキャンペーンにとどまらない副次的な効果も生まれました。
参考:ペプシコーラ公式サイト
アイスクリームメーカーのハーゲンダッツでは、TwitterとInstagramにおいてハーゲンダッツアイスクリームのフタを開けた際に表面にあらわれるハート形の模様を探す「ハーゲンハート」キャンペーンを展開し話題となりました。
ハーゲンダッツのファンの間では、以前からアイスクリームの表面にハートの模様があらわれる現象は知られていましたが、模様をあえてハーゲンハートと命名し、パターンや出現率を調べ公式キャンペーンとして実施したことで話題を集めました。
まるで四つ葉のクローバーを探すような可愛らしいこのキャンペーンは、メインの客層である女性のハートを掴む優れた企画といえるでしょう。
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