ビジネスメディアのミツカル記事カテゴリ:アドテックSEOとは SEOとその他の広告との違いやSEO施作会社の選び方などを解説
#アドテック
SEOはWebサイトの運営において欠かせない施策です。
成功すれば企業業績の向上も見込めるものですが、それには様々な知識が必要で、不確定要素も少なくありません。
そこでこの記事ではSEOとはどんなものなのかをはじめとして、リスティング広告との違いやメリット・デメリットのほか、施策を外注できるSEO対策会社についても解説いたします。
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化と呼ばれるものでWebマーケティングを成功させるために必要な施策といわれます。
また、SEOの目的はWebサイトをGoogleやYahoo!といった検索エンジンに対して最適な状態に近づけることです。
つまりSEOは検索エンジンの検索結果でWebサイトを上位表示させることを目標とし、より多く露出させるための一連の取り組みをいいます。
これにより企業であればインターネット検索による自然検索からの流入が拡大することで、Webサイトにおける最終的な成果、つまりコンバージョンの増加が促進され、売上向上による業績拡大も見込めます。
ただしSEOは変遷が著しいことから、何が重要視されているのか常に把握できていなければなりません。
検索エンジンの検索結果画面に表示させるものには、検索結果ではなく専用の広告枠に掲載する広告もあり、これをリスティング広告といいます。
SEOと比較した場合、どちらが優れているというわけではありませんが、その性質はそれぞれ異なり大きな違いは主に次の4点です。
SEOはそもそも検索順位を上げるためのサイトの改善です。
必要な施策に対する人件費等はありますが、具体的な施策は様々で自社で完結をすればコストを抑えることができるでしょう。
一方、リスティング広告はクリック課金制で広告料がかかります。
また、広告を表示するための最低単価はオークション形式で決定し、広告スペースは有限であるため、一定以上の金額でなければ表示自体ができません。
特に検索されやすいキーワードでは競争が激しく、1クリックあたりの広告料も高額になります。
SEO施策に成功したサイトは検索エンジンの上位に表示されますが、リスティング広告はそれよりもさらに上部に表示されます。
しかし、クリック率に関してはリスティング広告が自然検索の結果よりも高くなることはありません。
これは、潜在的に人は広告を避ける傾向があるからです。
それの対してSEOはいったん上位表示を獲得すると、クリック率は高いまま維持することができます。
SEOを行った場合、効果が表れるまでに時間がかかるため、そのサイトの検索結果はすぐに上位表示されませんが、リスティング広告はキーワードや入札額を設定すればすぐにでも広告を表示することが可能です。
リスティング広告と比較してSEOによるサイトの表示に時間がかかるのは、検索エンジンのアルゴリズムがサイトを評価して検索結果を決定しているからです。
また、SEOでは検索エンジンのアルゴリズムが更新されることによっても順位が変動します。
このため、SEOを一回やって終わりというわけではなく継続的な施策として考えなければなりません。
そのため、サイトを開設して間もない場合や、イベントの日程などが決まっていて効率的に集客を行いたい場合にはSEOよりもリスティング広告が適しているといえます。
コントロール性の面ではSEOはリスティング広告よりも不利な部分が少なくありません。
これは検索エンジンのアルゴリズムが一般に知らされておらず、個人で変更することもできないからです。
このため、SEOでは特定に期間や地域に意図的に検索結果を表示させるといったこともできません。
それに対してリスティング広告はどういったキーワードの検索結果に表示させるのかはもちろん、ユーザーの居住地域や性別、年齢などターゲットが細かく設定できるのをはじめ、表示回数やクリック率、コンバージョン率なども確認することができます。
よりターゲットを絞り込みたい場合にはコントロール性の高いリスティング広告が適しています。
Webサイトへの流入経路として圧倒的に多いのは検索エンジン経由です。
そのため、検索流入を抑えられることができれば、費用の項でも上げたようにリスティングよりよりも広告料を抑えることができます。
さらに上位表示が続けばユーザーから認知されやすく信頼も得られることから、商品やサービスに対するブランディング効果も期待できるといえます。
SEOはどれだけ行っても確実に検索エンジン上の順位が上昇しアクセスが増加するという保証はありません。
これはリスティング広告とは対照的なコントロール性の低さが要因です。
また、Webサイトのコンテンツがいくら優良であっても、その情報がユーザーの検索しないキーワードであった場合、SEOによる顧客の流入を獲得することは難しいといえます。
SEOは本来、サイトの目的やコンセプトを深く理解している運営者(ウェブマスター)が行うのが理想ですが、SEO施策会社に外注するというのもひとつの方法です。
また、このSEO施策会社にはコンテンツサービス型、コンサルティング型などがあります。
下記ではSEO施策会社の種類について解説いたします。
コンテンツサービス型のSEO施策会社はサイトの記事執筆代行が主なサービスで、代理店型とクラウドソーシング型があります。
このうち代理店型は提携ライターを抱え、記事内容に応じてアサインし納品するスタイルをとります。
クラウドソーシング型は厳密にはSEO施策の会社ではありませんが、サービス会社に登録されているライターと交渉し発注するスタイルです。
代理店型の場合、ライターを探す手間はかかりませんが代理店のマージンが上乗せされるため費用は割高です。
一方、クラウドソーシング型はサービス会社に対するシステム使用料が発生するものの、直接単価交渉が可能なため費用は割安になります。
いずれにしても、自社内に知見を持つ人材を確保したうえでWEBサイトのSEOを推進できるのであれば、こうしたSEO施策会社に依頼するのもひとつの方法です。
戦略立案からサイト設計や改善、内部対策、コンテンツの提案や企画、執筆まで、総合的なSEOサービスを提供するのがコンサルティング型のSEO施策会社です。
そのため高い技術力と問題解決力を持ったサービスが提供されます。
ただし、コンサルティング型のSEO施策会社する場合、費用も高額となるため、実績を十分に確認したうえで依頼することをおすすめします。
SEO施策会社の利用を検討するのであれば信頼できる会社でなければなりません。
しかし、SEO施策会社によって提供されるサービスはその性質上、顧客に対する宣伝や説明と実際のサービスの内容が異なっていることも少なくないのが実情です。
そこで実際にSEO施策会社を選定する際には、Googleが公開しているSEOが必要なケースを参考にパートナーを選ぶことを推奨します。
引用:SEOが必要なケース
下記はその選び方の引用となります。
1.提案された変更の実装に真剣に取り組む。
SEO 業者から提案された変更の実装には、時間と労力がかかります。
こうした変更を行う時間を取るつもりがないのであれば、プロフェッショナルを雇う意味がありません。
2.SEO 業者の候補との面談を行う。
以下に、SEO 業者に確認すべき質問の例を示します。
過去の事例のサンプルを見せてもらい、成功事例を紹介してもらう。
3.SEO 業者の信用照会先を調査する。
過去の顧客に対して、SEO 業者から提供されたサービスが役に立った、スムーズに連携できた、良好な成果が得られたと感じたかどうかを尋ねます。
4.サイトの技術監査および検索機能の監査を依頼する。
実施する必要がある作業とその理由、および期待される成果を確認します。
これにはおそらく、料金がかかります。
また、Search Console でサイトへの読み取り専用権限を SEO 業者に付与する必要があります(この段階では、書き込み権限は付与しないでください)。
SEO 業者の候補は、改善内容について現実的に評価し、関連する作業の見積もりを提供できる必要があります。
SEO 業者が「変更を行うことで、検索結果の最初のページに必ず表示されるようになります」などと言う場合は、他の SEO 業者を探してください。
5.採用するかどうかを決定する。
これまでの実績を確認することはSEO対策会社を選ぶ際には重要です。
特に目的とするキーワードに関する豊富な実績があれば依頼者側にとって大きなメリットとなります。
ただし、実績はあくまで検索エンジンの過去のアルゴリズムに対するもののため、今後の成果が保証されるものではありません。
残念ながら、SEO対策会社の中には知識や経験が乏しい業者も一定数存在します。
そこで、得意なジャンルや検索エンジンのアルゴリズムに対する施策など、より専門的な質問にも的確に返答できることが、SEO対策会社の選ぶ上でひとつの判断基準となるでしょう。
一方、返答が曖昧だったり十分でない場合には依頼を控えたほうが無難です。
SEO対策はアルゴリズムのアップデートによって日々変わり、そもそも不確定要素の多いものです。
そのため検索エンジンに上位表示させることを保証できるものではありません。
仮に順位保証して契約を求めてくるようであれば業者に対しその根拠がどこにあるのかを確認し、場合によっては選択肢からも外すべきです。
料金体系は定額固定や一括払いで、追加費用についても明確に提示してくれる業者を選びましょう。
また、課金される金額の最大値や条件なども事前に確認しておく必要があります。
その場合も、曖昧な回答をする業者は要注意です。
SEO業者は一部スパム行為を行う業者がいるのも残念な実情としてあります。
そのため、一つの業者と話をするのではなく複数の業者と面談を行い、決定することを強く推奨します。
SEOの上級者と出会うと「SEO対策」という言葉を嫌う方が多々います。
これはSEOを日本語に訳した場合の「検索エンジン最適化対策」というのが日本語としておかしいという意見があるからです。
そのため、正しくは「SEO」もしくは「SEO施策」と表記をするべきといえます。
現状では慣習として「SEO対策」を許容している方もたくさんいますが、もしコンテンツサービス会社が「SEO対策」といった場合は、少し注意したほうがよいかもしれません。
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