最終更新日

20201027

PRAとAIの違いをわかりやすく徹底解説

#セールステック

この記事では、RPAとAIについて違いについて解説します。

近年、業務効率の向上を目的としてRPAやAIを導入する企業が増えてきています。この両者はPCによる事務的な作業の自動化ツールという点では類似しており、違いがよくわからないという人も少なくありません。

そこでここでは、RPAとAIの定義と違いについて解説するとともに、それぞれを導入した場合に得られるメリットについても紹介していきます。

業務効率の向上をご希望の方はぜひこの記事をお読みになり、よりよいビジネス展開にお役立ていただければ幸いです。

RPAの定義

RPAは英語の「Robotic Process Automation」の略語で、日本語では「ソフトウェアロボット」や「仮想知的労働者」と呼ばれています。RPAの特徴は、PCの事務作業を自動で処理できること。それが「ソフトウェアロボット」と呼ばれる所以です。

PCの事務作業を自動化するのはExcelなどのマクロでも可能ですが、マクロはソフトウエアの付加機能であり、自動化はソフトウエアの機能に限定されます。一方、RPAはあらかじめルールを設定すれば、電話対応の補助やメール送付などの自動化も可能です。

たとえばコールセンターに電話がかかるとRPAが相手の電話番号をもとに、顧客情報をデータベースで検索。オペレーターに自動で伝えることができます。またRPAは定型的な反復作業の自動化に強く、データ入力や数値解析など煩雑な作業の自動処理が可能です。

さらに指定の日時にメールやSNSの記事を自動作成して配信したり、入出荷管理のステータスを自動更新したりすることも可能です。RPAは人の代わりに大量の事務作業をこなすので、近年ではRPAを「仮想知的労働者」と定義して従業員と同列に扱う企業もあります。

AIの定義

AIは英語の「Artificial Intelligence」の略語で、日本語では「人工知能」と定義されています。AIはコンピューターが自ら学習して言語や音声、映像などの意味を理解し、人に代わって知的作業を実行できるアルゴリズムのことです。

AIはクラウド上のビッグデータのように、膨大な情報をもとに最適な処理方法を自分で考え、判断して実行することができます。たとえば交通機関の自動運転機能や音声認識、本人確認の顔認証など、さまざまな作業を速く正確に実行。生産性の効率化に寄与します。

RPAとAIの違い

RPAとAIとは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここではそれぞれの機能の違いと特徴について解説します。

RPAはルールに基づいた単純作業を実行

RPAはPCを用いた単調で膨大な事務作業を自動化することで、効率的な作業環境の構築をめざすソフトウエアの一種。たとえばデータベースに作業日報を入力するような定型作業の自動化が可能ですが、想定外の事態への対応には人の手による修正が必要です。

RPAで代替可能な業務の領域は、PCによる単純なルーティンワークに限られます。それでも作業の処理速度や正確性は、人による手作業を大幅に凌駕するため、近年では幅広い業種や業態において導入が進んでいます。

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AIは大量のデータを分析・判断して実行

AIの特徴は、自己学習能力を有すること。膨大なデータを分析して、自ら学習し判断力を向上させる能力があります。RPAが事前にインプットされたルールに従って業務を代行するのに対し、AIは自ら判断して自律的に作業を実行できる、という違いがあります。

RPA導入のメリット

RPAで自動化できるのは単純な事務作業が中心ですが、膨大な単純作業を人が行うのは非効率なだけでなく、作業ミスの原因にもなります。単純で手間と時間がかかる仕事をRPAに任せれば、従業員は高度な知的業務に集中できるので作業効率が向上します。

またRPAは仕事が正確で速いだけでなく、常時稼働も可能です。人間と違って疲労したり休憩を必要とすることもありません。PCベースのRPAソリューションであれば、導入が容易で高度なプログラミングの知識も不要。費用も比較的安価に抑えられます。

現在、RPAは業界・業種を問わず幅広い分野で導入が進んでいます。たとえば審査や顧客管理業務が多い金融・保険業界をはじめ、通信・医療・公的機関などでも導入されています。社内部署では、財務・人事・経理などに導入され、人の業務を代行して働き方改革の推進化にも寄与しています。

AI導入のメリット

AIを導入するメリットとして第一にあげられるのは、深刻な労働力不足に対処できること。たとえばコールセンターや社内ヘルプデスクにAIを導入すれば、初期対応をAIの「FAQ」や「チャットボット」に任せることでオペレーターの負担を軽減できます。

またAIの導入によって、これまで人の勘に頼っていた市場予測やマーケティング施策の立案が自動化できるのもメリット。インターネットとIoT技術の発展により、WEB上には日々膨大な情報が供給され、いわゆる「ビッグデータ」として利用されています。

AIが得意とする領域は、大量のデータを分析して今後の変化を予測すること。これからの時代、「ビッグデータ」をいかに早く有効に活用できるかどうかがマーケティングの成否を決めるといっても過言ではありません。

市場の動向やニーズを的確に予測したい場合は、AIによってビッグデータを分析することで市場予測の精度が上がり、さらなる業績向上が期待できます。また市場のニーズを正確に予測して事業を展開できれば顧客満足度や企業の認知度向上にもつながります。

AIを活用したIoTやマーケティングソリューションは、消費者の購買行動モデルに大きな変化をもたらしました。これからもAIを搭載した機器の普及によって生活の利便性が大きく高まり、人々のライフスタイルに大きな進化をもたらすことが期待されています。

RPAとAIを連携させたシステムも登場

現在、多くの企業が導入している一般的なRPAは、PCによる単純なルーチン作業を自動化するツール。業種によっては導入可能な職域がそれほど広くない場合もあります。一方、AIもまた導入効果が限定的で、範囲の拡大には作業プロセスの一般化が重要です。

RPAとAIにはそれぞれにメリットとデメリットがあり、作業領域も異なります。そこでRPAとAIを連携させて、機能と役割をそれぞれに分担すれば応用範囲が広がり、高度な判断が必要な業務にもRPAで対応できる可能性が高まります。

すでにヘルプセンターのチャットボットなど、RPAとAIの連携で初期対応を行う複合的なシステムも登場。このようにRPAにできない知的業務をAIとの連携で自動化するシステムは、今後業種や業界を問わずさまざまな業務に導入が進むものと考えられます。

まとめ

・RPAとAIは人の事務業務を代行するための自動化技術として幅広い分野で導入が進められています。

・RPAはPCによって単純なルーティンワークを自動で処理できるコンピューターのソフトウエア技術です。

・AIは膨大なデータを分析して自ら学習し判断できるコンピューターソフトウエアのアルゴリズムです。

・RPAを導入すると単純な事務作業を人に代わって速く正確に処理できます。

・AIを導入によって、これまで人にしかできなかった知的作業の自動化も可能になりました。

・近年ではRPAとAIを連携させたシステムも登場しています。

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