ビジネスメディアのミツカル記事カテゴリ:マーケテックリサーチパネルとは 活用方法や調査会社との違いなどについて
#マーケテック
アンケート調査は調査対象の意見や行動を把握することを目的として、期間や調査方法を決め、データを収集することです。こうしたアンケート調査はアンケートモニターサイトを通じて行われることも多く、リサーチパネルもそのひとつです。
そこでこの記事では、リサーチパネルを紹介するとともに、リサーチパネルのアンケートを活用し、できることやそうでないこと、また調査会社との違いや、セルフ型リサーチについても触れていきます。
リサーチパネルはアンケートモニターを管理・運営する国内最大級のアンケートモニターサイトです。
アンケートモニターサイトは企業やメディア、自治体などの依頼者から調査依頼を受け、Web上でモニターからアンケート形式で意見を回収します。
回収された回答は依頼者によって統計データとして商品開発や販売促進、市場分析などに役立てられるのが一般的です。
また、リサーチパネルではWEBアンケート以外にもモニターに商品を送り使用感を回答してもらう「ホームユーステスト」や、モニターを会場に集めそれぞれが話し合う「座談会」なども開催しています。
一方、アンケートに回答するモニターに対しては謝礼としてポイントが付与され、現金や金券やギフト券などに交換することができるのも特徴です。これによりモニターはアンケートに回答するモチベーションを維持することができます。
リサーチパネルから提供されるデータを活用すれば、マーケティングにおけるさまざまな分析が可能です。
リサーチパネルではモニターの利便性向上などによる品質管理によって分析に耐える良質なデータを収集できる信頼性の高いモニターの維持に取り組んでいます。
また豊富なモニターを保有しているリサーチパネルなら、アンケートによって効率的にマーケティングに活用できる第三者の意見を収集することが可能です。
同様の目的で自前でアンケート調査を実施しようとした場合、自社と全く関わりのないモニターを見つけるのは困難で範囲も限定的になってしまいます。特に自社の商品やサービスの認知度や未知の顧客の率直な反応を知ることはさらに難しいといえます。街頭で不特定多数に声かけを行い、アンケートに協力してもらう「ストリートキャッチ」という方法もないわけではありませんが、十分な量の意見を収集することは容易ではありません。
その点、リサーチパネルを利用すれば、第三者の視点による意見を容易に収集することができます。
さらにリサーチパネルのようなアンケートモニターサイトでは、登録されているモニターの中から年齢や性別を限定してアンケートを配布することもできます。これを「スクリーニング」といい、第三者の意見の収集するのと同様、ストリートキャッチでは難しい対象者の限定が、リサーチパネルを活用すれば容易に可能です。
リサーチパネルの活用はこれまで知りえなかった顧客の情報やデータの入手を実現しますが、特殊な環境の顧客に対してアンケートを行うのは困難です。
これはそもそもリサーチパネルのモニターがアンケートの回答すると付与されるポイントをモチベーションにしていて、スキマ時間のお小遣い稼ぎの性格が強いからです。
このため、基本的にリサーチパネルのモニターは時間に余裕がある人が中心で、職業や年齢も限定しにくいと考えられます。つまり、日々忙しく過ごしている人がアンケートに回答することはあまりなく、また、高額所得者や存在数の少ない職業に従事している人を対象にしたアンケートも難しいといえます。
リサーチパネルでできることとできないことを踏まえたうえで、得られる情報やデータはマーケティングにおける次のような場面で活用が考えられます。
リサーチパネルのアンケートによって得られたデータは、新商品や新サービスの開発における新たなシーズの発見に役立ちます。
また、既存の商品であれば顧客満足度の把握や課題の抽出、販売ルートの見直し、サービスなら課金方法の見直しなどに有効です。
さらにアンケートによって判明した認知度や満足度などをひとつの指標として、企業のPDCAサイクル(品質管理などの継続的改善)に役立てることもできます。
リサーチパネルによるアンケートによる調査結果は、顧客目線で製品比較資料や事例紹介資料などのホワイトペーパーを作成することにより、見込み客獲得を目的として自社サイトやイベントなどで活用することができます。
またプロジェクトの規模が大きな場合には、プレゼンテーションの事前準備の資料としての活用も可能です。
リサーチパネルのアンケートによる調査結果は、そのものを自社コンテンツ、特に企業ブログなどの作成に活用することができます。
数字で客観的に表現されたコンテンツは信頼性向上や主張の裏づけとなり、さらにニュースリリースで発信したり、他のブログに転載やSNSによって拡散されれば自社名やブランドの認知拡大が可能です。
またアンケートのテーマが注目度の高いものであれば、継続的に調査を依頼し、データの変化をプレスリリースしてコンテンツ化することも考えられます。
リサーチパネルはアンケートモニターサイトとしてはやや特殊な存在です。
リサーチパネルではアンケートによる統計データの収集を調査会社を通じて依頼を受けますが、一方でアンケートモニターサイトは調査会社自体が運営している場合もあります。
そこでアンケートの調査結果だけでなく、結果を元にした傾向と施策の提案までが含まれた分析結果まで必要な場合には費用は高めになるものの、調査会社に一任することもひとつの方法です。
アンケートの実施から結果の分析まで、すべてを調査会社に委託する一方で、質問票の作成からアンケート配信、データ回収、分析まですべてを自前で行う、セルフ型リサーチも存在します。
セルフ型リサーチは「DIYリサーチ」とも呼ばれ、大半がWeb上で提供されている専用ツールを利用するもので費用が非常に安価であるのが特徴です。
また、セルフ型リサーチには主に2つの種類があります。ひとつはアンケートのサンプルを自前で集めるタイプです。
モニターを募るわけではありませんが、ポータルサイトやSNS、ブログなどのほか、提携するホームページのバナーやアフィリエイト広告などに設問を表示し、ユーザーに回答してもらうことによりサンプルを収集します。
もうひとつは、調査会社が抱えているモニターにアンケートを依頼できるタイプです。
すでに触れたように、自前でアンケートを実施し、有益な情報やデータを収集することは容易ではありませんが、自社内に知見がある場合には、こうしたセルフ型リサーチも検討することができます。
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