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最終更新日

20200622

ポップアップストアとは 目的と効果、事例も合わせて解説

#アドテック

マーケティングの分野で活発に利用されている手法の一つにポップアップストアの出店があげられます。

デパートなどの大型施設、街の一角やカフェなどに様々な人の通行がある場所に出店することで、多くの人の目に触れる機会を創出することができるためです。

ポップアップを出店することは、ECサイト(ネットショップ)を運営している企業、ブランドにも効果的とされます。

この記事では、マーケティング施策をうちたいという方に向けて、ポップアップストアの概要、目的や効果、メリット・デメリット、事例などを詳しく解説します。

ポップアップストアとは

ポップアップストアとは、期間限定で出店するショップのことで、ポップアップには「突然現れる」という意味があり、突発的に出現する、ということを表現しています。

実施期間は短いケースで3日、長い場合は1か月以上開催されるケースもあります。

日本では近年広まったマーケティング手法ですが、イギリスやアメリカでは幅広く人気があり、定着しているマーケティング手法です。

欧米では空き地などの土地に一からお店を建てるケースもありますが、日本ではそのようなケースは少なく、 商業ビルなどのテナントを借りて出店したり、百貨店や商業施設のインショップで出店するケースが多いです。

また、ポップアップストアの特徴として通常の店舗とは異なりイベント性やエンターテイメント性が強いことが挙げられます。

なぜなら、ポップアップストアの出店は販売目的よりも、マーケティング目的で出店されることも多いためです。

例えば、アーティストとのコラボレーションをすることで、商品とアーティストの作品の両方を自由に観覧できるようにするなど、実施するブランドや企画によって個性やオリジナリティが出るのもポップアップストアの特徴でもあります。

ポップアップストアの目的・効果

ポップアップストアを出店する目的の多くは、マーケティング目的での出店が多く、期待される効果としては、見込み顧客の獲得の場となることです。

人通りの多いテナントや商業施設に出店をすることで、ポップアップストアに通りがかった人、見かけた人が来店することで商品やブランドを知るきっかけになります。

またその商品やブランドを知っていても購入したことがなかった人でも店内で行われるイベントや商品を実際に体験することではじめて購入する機会となることも十分にありえるでしょう。

加えて、いままで知らなかった商品やブランドがポップアップストアを通して知ることでファンになり、購入するということも十分にありえるでしょう。

すでに出店から日が経過している店舗では見込み客を新たに増やすことが難しく、新規で出店する計画もない場合にどのように見込み客を増やせばいいかが課題になっているブランドも少なくありません。

ポップアップストアであれば人通りの多い場所に、期間限定で出店するため新規で出店するよりもコストを抑えて展開ができ、見込み客とのタッチポイントを作れるでしょう。

最近はそのメリットを生かして、アパレルブランドをはじめ様々なジャンルのブランドが出店しています。

ポップアップストアのメリット

ポップアップストアのメリットは、見込み客の獲得をするためのマーケティング手法としてすぐれていることです。そのため、アパレルやジュエリー、生活雑貨などを取り扱うブランドなど、幅広く活用されています。

特にD2CブランドやECショップブランドの需要が高く、オフライン上のブランド体験をポップアップストアで提供し、オンラインのECサイトで買ってもらう、といったケースです。

ECサイトなどのオンライン上では伝えきれない特徴をリアルな場所で体験をしてもらうことで、ブランドへの理解を深め、ファン化するきっかけをつくることが出来ます。

また、もう1つのメリットとして、SNSなどの拡散力が高いなどがあげられます。

期間限定というニュース性もあり、通常の店舗とは違ったイベント要素も高いことから、来店した人のSNSで紹介されたり、メディアへのPR活動を行うことで、ニュースとして様々なメディアに取り上げられる可能性もあります。

SNSやニュースを通して広まった情報は、通りがかった人以外のポップアップストア来店につながります。

またさまざまなメディア、SNSで紹介されることでブランドの宣伝にもつながるという可能性があるのもポップアップストアの強みといえるでしょう。

さらに、出店前後の売上を比較することで、ブランドの売上にどの程度効果があったのかを計測・分析できるのもメリットのひとつです。

ポップアップストアのデメリット

ポップアップストアは他のマーケティング施策と比べ、プランニング、実施計画が複雑多岐に渡り、安易に実施すると成果につながりにくいことがデメリットとしてあげられます。

実施期間が短い分、通常の出店とは違って出店した後に内容の見直しをするような機会がないため、出店目的の明確化、ゴール設定をどうするか、など事前のプランニングが重要です。

出店の目的が不明確だと成否を判断することもできなくなるなど失敗へとつながります。

すなわち、目的が不明確だと失敗へつながります。

また、ポップアップストアは不動産の仲介会社などを通して出店場所を探していると、出店までに想定していたよりも時間や費用がかかるケースも珍しくありません。

しかも、目に見える売上という数字が明らかになる分、シビアに結果を求められることがあります。出店を企画したはいいが、綿密な計画や効果的な企画提案ができなければ良い結果にはつなけることも難しいでしょう。

また、通常の店舗で売れているからという理由で安易に出店すると失敗につながりやすいのデメリットです。

当然ながら通常の店舗とはまた違った場所で出店することが多いため、ただ他のお店と同じように運営したり、「競合ブランドがやっていたから」という漠然とした認識で出店しても上手くいかないのです。

ポップアップストアの種類

次に、ポップアップストアを出店する目的を紹介します。

PR目的の出店

PR目的での出店は、新商品や自社ブランドの体験機会を作り、見込み顧客を獲得するのが目的です。

その際のポイントは、一つのブランドや商品に限定して展開をしたり、商品に関連したユニークなイベントを開催するなど、訪れた人が商品、ブランドへの認知、理解を促すような内容になっているかになります。

あわせてメディアのニュースやSNSに拡散されやすい内容になっているかどうかも目的達成に必要なポイントになります。

販売目的の出店

販売目的での出店は、ポップアップストアでの販売に限らず、ECショップなどのオンラインでの売上に結びつくかどうかがポイントになります。

そのため、例えばポップアップストアでは試着のみとし、購入をECショップのみとするなど、オフラインからオンラインへの送客を意識した店舗設計が求められます。

ポップストアを出店する際には場所が重要

ポップアップストアを出店する際には、出店の目的に応じて、場所も吟味する必要があります。
この項ではレンタルスペース、ショップやカフェでの出店、商業施設での出店と3つに分けて解説いたします。

レンタルスペースに出店

イベントやポップアップストアを実施するためのレンタルスペースは短期間の手続きで出店できるのが特徴です。

手続き時間も非常に短縮できます。出店のポイントとして、集客に都合の良い間取りや人通りがあるかなどを慎重に検討することです。コストと見込み収益のバランスも考慮しましょう。

ショップやカフェの一部で出店する

ショップやカフェなどの一部のスペースを使って、ショップインショップのようなかたちで出店する方法です。

できるだけ出店するショップやカフェに関連性のある商品や、コラボ展開などの企画をしましょう。

商業施設に出店する

商業施設はショッピングモールや百貨店など購入意向が高く、人通りも多い場所で出店できるのが特徴です。

客層も施設により様々で、新たな見込み客を獲得するのにも向いている分、施設内には他の店舗も数多く出店しているため、できるだけ興味を引くディスプレイや企画やを用意しましょう。

ポップアップストアの事例

最後に、ポップアップストアの事例について取り上げます。

高級アパレルブランドの出店事例

ある高級アパレルブランドがポップアップストアを出店した事例です。出店の目的としてはSNSでの投稿を多く獲得し情報を拡散することで見込み顧客を獲得することでした。

そのため、ポップアップショップでの購入は現金ではなくtwitterのリツイート数とInstagramのlide数だけ、というユニークな仕掛けになっています。

また、ストア限定のスペシャルドリンクやネイルサービスが受けれるラウンジを設けたり、投稿した人を対象にした人を限定としたプレゼント企画を実施することで、SNSに投稿したくなる仕掛けづくりも実現しています。

まとめ

  • ポップアップストアとは、期間限定で出店するショップのことで、マーケティング手法として活用されています。
  • ポップアップストアを出店する目的は、マーケティング目的での出店が多く、期待される効果としては、見込み顧客の獲得の場となることです。
  • ポップアップストアのメリットは、ECサイトなどのオンライン上では伝えきれない特徴をリアルな場所で体験をしてもらうことで、ブランドへの理解を深め、ファン化するきっかけをつくることが出来ます。

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