2020年LPOツールおすすめ9選を紹介。導入のポイントも解説

2021年3月1日更新

LP（Landing Page：ランディングページ）とは検索結果や広告、SNSなどを経由し、ユーザが最初にアクセスするWebページをいいます。Webサイトの中で入り口となるページのため商品の購入や会員登録といったコンバージョンに直結するコンテンツを設置することで収益に結びつきやすいのが特徴です。

また、LPではWebサイトにおける事業の収益向上を目的として繰り返し細かく分析し、最適化する必要があります。これをLPO（Landing Page Optimization：ランディングページ最適化）といい、このときサポートを行うのがLPOツールです。

そこでこの記事ではLPOツールの選び方とともに、おすすめのツールについても紹介していきます。

LPOツールを選ぶ際のポイント

LPOツールのスペックやサービスは幅広く種類もさまざまで、より自社サイトに適したツールを選択しなければなりません。このため導入の際には次のようなポイントを押さえておく必要があります。

必要な機能が揃っているか

LPOの手法には主にABテスト、行動ターゲティング、エリアターゲティングがあります。

このうちABテストはLPOで最も多く使われる手法で、異なるキャッチコピーやレイアウトを2つ以上用意し一定期間テストを行い、ユーザーの反応を検証します。

また行動ターゲティングとはユーザーの属性や行動をセグメントし、最適なページを表示させる手法です。

そしてエリアターゲティングはユーザーの居住地域ごとに表示内容を変え検証を行います。

LPOツールではこれらをどこまで分析できたり、あるいはどのような条件でテストができるかが選択の基準となります。

このほかLPOツールは外部ツールと連携することが前提となるため、社内システムとの関係も考慮しながら検討することが重要です。

費用対効果は十分か

LPOツールはCVRの向上やLPの製作費の削減を期待し導入するものです。このため、広告費や市場規模、見込み客の割合などを参考に、導入効果が導入費用よりも高くなければなりません。

しかしながら流入キーワードから顧客のニーズに合ったLPを提供するLPOツールは、特定のキーワードばかりになると導入効果が低くなることもあるため注意が必要です。

料金体系は運用に適しているか

LPOツールは固定料金のほか、クリック率に応じた従量制の料金体系もあります。固定料金なら効果が高い場合割安となり、従量制であれば効果が低い場合に費用を抑えることができます。それぞれメリットとデメリットがありますが、導入の際には自社への費用対効果を検討したうえで、運営会社に相談するとよいでしょう。

運用体制は整っているか

LPOツールの運用では社内でデジタルマーケティング人材を確保するか、あるいはカスタマーサポートが充実しているツールを選ぶことが大切です。これはLPOツールを導入した場合、適切な効果を得る目的からマーケティングプロセスのPDCAサイクルを一定期間を実行しなければならないからです。

このため、LPOツールの導入では、その効果を適切な評価するために長期的に遷移を観察できる運用体制が必要となります。

今すぐ導入できるおすすめLPOツール9選

LPOツールを選ぶ際のポイントを踏まえ、ここからは導入しやすいおすすめのLPOツールをご紹介します。

Kaizen Platform

Kaizen Platformは、⾃由度の⾼いパーソナライズエンジンとして定評のあるLPOツールです。人材不足などによって効率的なサイト運営が難しい状況でも、専門人材が多数在籍していることから、これを外部化することで最適なマーケティングチームを素早く構築できます。

また、料金体系はアクティブユーザ数によって変動する従量制となっています。

LPOエビス

LPOエビスは、効果測定機能に優れたLPOツールです。流入チャンネルを一元管理することでデータの重複や漏れを起こすことなくマーケティング施策の全体を把握することができます。また、Web上のコンバージョンと購入金額や購入商品といった顧客情報やサイト内行動を紐づけすることでより効果的なWebサイトの改善を実現できるほか、外部サービスとの連携も柔軟です。

一方LPOエビスの料金は従量制で初期費用が無料となっており、導入支援や電話サポートも無料で利用することができます。

Optimizely

Optimizelyは世界シェアがトップクラスのLPOツールです。デバイス・チャネルを問わず改善テストを効率的に行うことができるツールとして定評があり、ユーザエクスペリエンスの最適化促進機能が優れています。これにより場所、時間、参照元などさまざまな条件で細かなターゲティングが可能です。

このほかOptimizelyはテスト結果を多角的に確認できる正確性の高いツールとして認知が高く、テスト結果を組織全体で管理・共有することで生産性アップに貢献します。

また料金は個別見積もりとなっているため、導入検討の際はまず詳細を問い合わせるとよいでしょう。

ECレコメンダー

ECレコメンダーはユーザーごとに最適なレコメンド配信を行うことが可能なツールです。またABテストによって、効果が高いレコメンド配信を把握することもできます。このほかにもタイムセールの案内や予約配信など豊富な機能で効率のよいレコメンド配信を実現し、Webサイトの最適化に貢献します。

料金は月額5,000円以下の低価格でPV数によって料金が変動する従量制のため、小規模サイトでもコストパフォーマンスに優れた運用が可能です。

EXPLOSION SEARCH

EXPLOSION SEARCHは、既存の検索エンジンサービスはそのままに、ECサイトに特化した検索エンジンを提供してくれます。

レコメンドと連携し、売れ筋の商品を上位に表示する自動スコアリング機能もあります。また、検索窓から直接探している商品へ誘導するサジェスト等の機能を併せ持っています。

商品画像deサジェスト

商品画像deサジェストは検索エンジンの機能のひとつであり、ユーザーを正確かつ素早く目的の商品に到達させ、コンバージョン率向上を実現するツールです。

サイト内の検索機能を充実させることにより、ユーザーが求める商品や情報を的確に表示できるよう最適化し、購入までの道筋を明確化することができます。単体導入のほか、エクスプロージョン社のレコメンドエンジンECレコメンダーやアクセストレードのECサーチとの連携も可能です。

Visual Website Optimizer

Visual Website Optimizer（VWO）は、豊富な機能と直感的で快適な操作の実現で高い導入実績を誇るLPOツールです。

WEBサイトにタグを埋め込むだけで同一URL内でのABテストができ、コンバージョン率の最も高いレイアウトやデザインを自動計測することもできます。このほかサイト訪問者の行動を可視化するヒートマップ機能やマウス動作と滞在時間を録画できるマウストラッキング機能などにより、詳細なサイト分析を行えます。また他の分析ツールとの連携も可能です。

さらに、Visual Website Optimizerではサブアカウント数やテストドメイン数、登録ユーザ数が無制限となっており、オプション追加費用も不要となっていて、導入後運用が軌道に乗るまでは専任コンサルタントのサポートを受けることができます。

CVX

CVXは200種類のデザインテンプレートが搭載し、LP制作に必要な作業工数を大幅に削減することで効果的なLPを簡単に作成することができるLPOツールです。

これにより、LPのスピーディーな立ち上げと内製化を両立します。また、作成できるLPはレスポンシブデザイン対応で一部の外部ツールとも併用でき、ABテストや効果分析、クリエイティブ改善といったLPO機能も充実しています。

料金は個別見積もりのため、導入検討の際は詳細を問い合わせるとよいでしょう。

Gyro-n LPO

Gyro-n LPOはユーザの属性や行動履歴、使用デバイスなどに応じた最適なコンテンツを表示することができるASP型のLPOツールです。

アクセス解析はABテストを用い、複数コンテンツからLPのコンバージョン率を検証、自動で最適化することでLPO対策でネックとなる作業負担を大幅に削減することができます。さらに有料のオプション機能を利用すれば外部DMPデータとの連携によって、ユーザーの属性に応じたセグメントの最適化の実現も可能です。

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