ビジネスメディアのミツカル記事カテゴリ:アドテックインタラクティブサイネージとは 基本機能とメリットについて
#アドテック
広告媒体に薄型ディスプレイを利用したデジタルサイネージ。従来型の看板と違ってカスタマイズや更新が簡単で視認性が高く、繁華街や公共交通機関を中心に採用が進んでいます。
最近では閲覧者の動きに合わせて情報の収集・発信ができる双方向型のサイネージも大きな話題となっています。最新技術の採用でターゲットに合わせた広告配信も可能になったサイネージの人気はさらに拡大するものと考えてよいでしょう。
そこで、ここではデジタル広告のトレンドをリードする最新のインタラクティブサイネージについて解説いたします。デジタルサイネージの導入を検討している方はぜひお読みください。
「サイネージ(signage)」は英語で「看板」のこと。デジタルサイネージは、日本語で「電子看板」「電子広告」などと呼ばれています。
デジタルサイネージは昔ながらの看板の代わりに薄型ディスプレイを採用し、文字・音声・動画といった視聴覚への訴求効果の高いコンテンツを発信することで消費者の関心を強く引きつける新しい広告媒体です。
そのデジタルサイネージに動体センサーやタッチパネルを導入し、消費者の動きや操作に反応して情報を効率よく収集・発信できる双方向性の電子広告が、最新の「インタラクティブサイネージ」です。
インタラクティブサイネージにはさまざまな最新技術が投入され、従来のサイネージにはなかった魅力的な広告機能を実現しています。
たとえばアパレル店舗用のミラー型インタラクティブサイネージでは、商品の服をあらかじめ3D画像のデータに変換。ハーフミラーに映った客の姿にAR(拡張現実)技術で服を合成することで、実際には試着しなくても試着した姿を確認できるようにしています。
また顔認識でユーザーの年齢と性別を自動的に判定し、最適な広告コンテンツを選んで表示したり、広告を見た顧客の表情を分析して広告効果をデータ化したり、監視カメラの映像から不審者を発見したりすることも可能です。
このような革新的機能を実現するために採用されているのが以下のような技術です。
タッチパネルとは、スマホやタブレットのようにディスプレイに触れて操作できる入力装置のこと。英語ではタッチスクリーン(Touch screen)と呼ぶのが一般的です。
「AI」は「Artificial Intelligence」の略語で、日本語では「人工知能」と訳されています。「AIセンサー」は人間と同じように視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の5感を検知するセンサーによって、ユーザーの動作を把握できるシステムです。
音声認識システムは、デジタルサイネージの内蔵マイクを通じて顧客との対話を可能にするシステムです。近年では日本語以外の言語を自動判定して応答したり、コンテンツの表示をその国の言葉に変更したりすることができます。
ARは「Augmented Reality」の略語。日本語では「拡張現実」といいます。ARは現実のシーンにデジタル化したバーチャル映像を重ね合わせて表示する技術です。
ARを使ったインタラクティブサイネージでは、内蔵カメラのモーションセンサーで人の動きを検知。サイネージに映った本物の人物にリアルなCG映像を重ねて現実とは違う姿に変身させたり、リアルなバーチャル3D映像を表示することができます。
前述したバーチャル試着システムはアパレル店のほか貸衣装店でも人気が高く、試着が面倒な着物やドレスもARのデジタル合成によって瞬時に着替えることが可能です。しかも商品がその場になくても「試着」できるので、在庫や物流の削減にも貢献します。
また、現実の人を別の姿に変身させるなど、人の動きに合わせて動くARの映像は注目度が高く、販売促進や集客に高い効果を発揮できます。
インタラクティブサイネージの多くはスマートフォンとの連携が可能です。サイネージで広告しているセールやグルメ情報を顧客のスマートフォンに転送したり、クーポンを配布したり、専用のWebページへ誘導したりすることができます。
また店舗内のデジタルサイネージをスタッフの業務用スマートフォンに接続すれば、デジタルサイネージのソフトウェアやコンテンツの更新をスマートフォンで操作することも可能です。
インタラクティブサイネージは業務用のハイテク機器で構成されるため、初期投資とランニングコストは一般のサイネージ用のディスプレイよりも高くなります。導入を検討する際は、高額な費用に見合うメリットがあるかどうかが選択のポイントになるでしょう。
そこでここではインタラクティブサイネージのメリットについて具体的に解説します。
デジタルサイネージは自発光式の高輝度ディスプレイを採用。視認性が非常に高く、旧来の看板やポスターが苦手にしていた暗所では、むしろ明るさや発色が際だつ効果があります。昼夜を問わず消費者の目に留まりやすい広告発信が可能です。
デジタルサイネージは静止画だけでなく、音声やBGMを併用したスライドショーや動画、アニメーションなどを駆使した情報発信が可能。さらに対話型のインタラクティブサイネージなら、より効果的でインパクトの高い広告が可能になります。
従来型の看板を変更するには書き換えや張り替えが必要ですが、インタラクティブサイネージなら遠く離れた場所からスマホでオンライン接続してデジタルデータを入れ替えるだけ。情報の更新が簡単で、瞬時に切り替えが可能です。
消費者は常に目新しい情報を求めています。インタラクティブサイネージは対象者の操作や動きによって発信する情報やコンテンツを変更できるのでマーケティング効果が高く、収益アップに貢献します。
インタラクティブサイネージをネットワークにオンライン接続すると、曜日や時間帯、天気や周辺環境に合わせたリアルタイムな情報の配信が可能です。またトレンドのコンテンツや情報を常時発信することでブランドとしての認知効果を高めることができます。
IoT技術によって複数のインタラクティブサイネージをネットワークで連動させ、各店舗の販売状況や顧客の属性などの情報をビッグデータとして蓄積・解析すると、客の属性に合わせて訴求力の高いコンテンツを個別に選択して提供することが可能になります。
・インタラクティブサイネージとは、消費者の動きに反応して情報を収集・発信できる双方向性のデジタルサイネージです。
・インタラクティブサイネージにはさまざまな機能と最新技術が投入され、スマホとの連携なども可能です。
・インタラクティブサイネージは初期投資やランニングコストが高くなります。
・インタラクティブサイネージは視認性が高く、消費者の目にとまりやすいことや、配信情報の変更が簡単にできるなどのメリットがあります。
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