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Google動画広告とは?Trueviewディスカバリー広告等の種類について解説

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この記事では、Google動画広告について解説します。

商品やサービスを訴求する方法としてWEB広告を活用するのは、マーケティングにおいて一般的ですが、その広告手法は様々です。その中でもGoogle動画広告は、特に成果に向けた可能性を秘めています。

ここでは、Google動画広告についての内容や種類をわかりやすく紹介していきます。

Google動画広告とは

Google動画広告とは、「Google提携メディアの広告枠」や「youtube」内で再生される動画の最初や最後、最中に表示される動画広告のことです。

動画広告には「インストリーム広告」「TrueViewディスカバリー広告」「バンパー広告」「マストヘッド広告」があり、それぞれで特徴や特性、メリットやデメリットがあります。主に利用するユーザー属性として比較的若年層の割合が多かったyoutubeですが、最近では30代以上のユーザーも増えており、マーケティングにおいて重要なプラットフォームです。

また、動画広告市場は年々増加傾向にあり、マーケティングにおいて重要な広告手段となっています。他にも、Google提携メディアの広告枠に動画で広告を配信することが可能です。Google動画広告には、さまざまな配信方法があり、配信スタイルやターゲティングが可能になっています。

課金方式は主に、クリック単価やインプレッション単価が基本的な課金スタイルになっていて、動画広告の種類などによって課金条件が変わります。

動画広告の主な種類

Google動画広告には、様々な広告スタイルがあり、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。ここでは、動画広告の種類別に解説します。

インストリーム広告

インストリーム広告とは、視聴中の動画が再生される前や、再生最中、再生後に表示される動画広告です。

基本的には、広告動画再生”5秒後”にスキップが可能になり、ユーザーが任意で広告表示を中止することが可能になります。15秒以内の広告動画は”スキップ不可”に設定することや、15秒以上の広告動画のスキップ時間を15秒にすることも可能ですが、デメリットとして視聴ユーザーがストレスを感じる場合が多く、印象が悪くなる可能性があることに注意が必要です。

課金は、広告動画が30秒間視聴された時(30秒未満の場合は最後まで視聴された時)または、広告動画を操作したときに発生します。Google動画広告の中では、比較的多く用いられている広告スタイルです。

TrueViewディスカバリー広告

TrueViewディスカバリー広告とは、Youtubeの検索ページや関連動画欄に掲載される動画広告のことです。また、モバイルデバイスのアプリでは、トップページにも表示されます。

TrueViewディスカバリー広告をクリック・タップすると、動画再生ページやチャンネルページを表示させることが可能です。直接ユーザーがアクションを起こさなければ、表示や視聴されないので、インストリーム広告に比べると広告の再生数が落ちます。

しかし、直接アクションを起こすというは商材やサービス等に興味関心があるので、より深い訴求が可能ということです。課金形式は、ユーザーが広告動画を視聴した時のみに発生する仕組みになっています。

バンパー広告

バンパー広告とは、Youtube内における6秒以内の動画広告で、スキップできない広告です。6秒以内という短い時間ですが、確実に視聴ユーザーに対して最後まで商品やサービスを訴求することが可能になります。

インストリーム広告では、スキップされると最後まで広告動画を視聴されませんが、バンパー広告ではその心配がないというメリットがあります。再生時間が”6秒”以内という限りがあるため、動画のインパクトや伝え方に工夫を凝らした広告動画が必要です。

課金形式はインプレッション単価になり、広告動画が1,000回再生されると課金が発生する仕組みになっています。見せ方によっては、ユーザーにストレスを感じさせにくく、印象に残りやすいGoogle動画広告といえます。

マストヘッド広告

マストヘッド広告とは、Youtubeのトップページ上部に掲載される、動画広告のことです。スマートフォンやタブレット、PCやテレビなどで視聴するユーザーに対して最も目立つ場所に表示されるので、印象に残りやすい広告スタイルになります。

注意点として設定完了後、48営業時間前までに広告素材などを「Google営業担当者」に送信し、承認を受ける必要があります。課金形式は、CPD(掲載日数によって課金される仕組み)または、インプレッション形式のどちらかです。(CPDを選択した場合、テレビには広告が表示されません)

キャンペーン施策など、日数が決まっている時はCPD、ターゲティング設定などを活用し、より多くのユーザーにプロモーションしたい場合にはインプレッション形式にするなど使い分けることができます。

Google動画広告のメリット

Google動画広告は、動画プラットフォームとして全世界でユーザーが多いyoutubeや多くのGoogle提携メディアに動画広告を配信できます。そのため非常に広い範囲のユーザー層に対してリーチできるのがメリットです。

細かいターゲティングも可能なので、配信したいユーザー層に対して的確に動画広告を見せることができます。また、動画広告の種類を使いわけて、アプローチ方法を変えて成果に結びつけることが可能です。

Google動画広告のデメリット

Google動画広告は、幅広いユーザー層に向けて訴求できる点や細かいターゲティングが可能な分、運用にはスキルや経験が必要です。運用方法が上手く行かない場合は、費用対効果や集客など思った成果が出にくいというデメリットがあります。

また、思った以上に広告コストがかかるなどのリスクも考えられます。自社完結で導入する場合は、専門の人員や部署を設置するなど、慎重な運用が必要です。

Google動画広告を実施する上での注意点

動画広告は、バナー広告やテキスト広告と違い、動きと音でユーザーに認知されるため非常に印象に残りやすくなります。特に主な配信先プラットフォームであるyoutubeは、非常に多くのユーザーが目にすることになります。

しかし、ユーザーはyoutube動画を視聴するのが目的なので、動画広告そのものに対してあまりよい印象をもっていないということも考慮することが大切です。
その上で、成果をあげるためのターゲティング設定や、プロモーションのタイミングなど、多岐にわたる項目を慎重に準備することが必要になります。

また、配信コストのほかに動画制作の費用も必要です。自社で動画制作を行える人材や部署がない場合には、外部の制作会社に依頼する必要があります。制作期間も、バナーやテキスト素材に比べると長くなるので、それなりの準備期間が必要です。

Google動画広告は、運用が上手く行けば大きな成果を期待することが可能ですが、それなりの準備やコスト、期間が必要というということになります。

まとめ

・Google動画広告とは、「Google提携メディアの広告枠」や「youtube」内で再生される動画の、最初や最後、最中に表示される動画広告のことです。

・動画広告の主な種類には、「インストリーム広告」「TrueViewディスカバリー広告」「バンパー広告」「マストヘッド広告」があります。

・Google動画広告は、幅広いユーザー層に対して、商材やサービスをターゲティングしながら効果的に訴求できます。

・Google動画広告を運用し、成果をあげるためにはそのためのスキルや経験が必要です。

・Google動画広告を実施するには、準備やコスト、期間に注意が必要になります。

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