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人材不足の時代を乗り切る!従業員のエンゲージメントを高めるための3つのアプローチ

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メンバーがそれぞれ働きやすさや環境に満足し、十分な能力を発揮できているかは組織にとって非常に重要です。そこで、メンバーが能力をフルに発揮できる組織を実現するためには従業員の心理をくみ取り、リーダーがまずすべきことをきちんと認識しておく必要があります。

この記事では、人材不足の時代で重要性が高まる従業員のエンゲージメントを高めるためのアプローチについて解説します。

近年さらに必要性が高まる「人材力」

現在のビジネス環境において、人材不足はより深刻の度合いを増していることから「人材確保」は企業にとって最重要課題です。

同時に、すでに働いている従業員についてはそのパフォーマンスをさらに向上させ「人材力」を高めることが求められます。そしてこの人材力も企業の競争力の源泉となる重要なものです。

また、人材確保を実現し、人材力を高めるにはリーダーが組織のメンバーそれぞれが十分な能力を発揮できているのか、あるいは働きやすさや環境に満足しているのかをきちんとい認識していなくてはなりません。

人材不足時代の背景

ではそもそも、企業のあいだで人材不足が大きな問題となっているのはなぜでしょうか。その要因は複数ありますが、大きくは次の2点に関わっています。

労働人口の減少

少子高齢化が進行する日本の総人口は、2008年をピークとして減少局面に移行し、2060年には総人口が9,000万人を割り込むと推計されます。これによって生じる課題は、高齢化と生産年齢人口の減少による労働力の減少です。将来的に日本の生産年齢人口はかつてもっとも多かった1995年と比較すると50%も減少すると見込まれ、企業は激しい人材獲得競争を勝ち抜かなければならない状況に陥ります。

離職率の上昇

働き方の多様化する現在、個人の価値観は多岐にわたり人によって欲求の順位や要素は同じではありません。また、健康問題、出産・育児、介護といったさまざまな理由で働きたいものの働けないという人もあとを絶ちません。こうした理由で離職率は増加し、人材不足の一因ともなっています。

従業員のパフォーマンスを左右する「エンゲージメント」

離職率を下げ、人材獲得競争を勝ち抜くことで人材不足を補うためには、組織のリーダーはまず従業員のエンゲージメントを把握し、さらにはこれを高めるための施策を行わなければなりません。エンゲージメントとは従業員が活力にあふれ、仕事に打ち込んでいる状態をつくり、組織に対する愛着や一体感、満足度などが高い状態です。

このように従業員エンゲージメントが高い会社は、従業員と会社が相思相愛でモチベーションも高く、会社の経営状態が好調なときはもちろん、ピンチの際にも従業員は会社を支えてくれることが期待できます。

そしてこれらは企業の人材力に直結する重要な要素です。

またこうした企業と従業員の良好な関係が築かれることでアウトプットや成果に結びつくだけでなく、企業のイメージを向上させ、人材採用への波及効果も期待できます。

エンゲージメントを高める3つのアプローチ

では、エンゲージメントを高めるための施策とはいったいどのようなものでしょうか。そこでよりよい施策を行うためには、主に3つのアプローチが考えられます。

1.理念・価値観の浸透

エンゲージメントを高めるために、リーダーが行わなければならないことのひとつは、企業理念や会社の価値観を伝えることです。従業員は、ただ漠然と仕事をしているだけではやりがいや目的を見出すことはできません。そこで、自分の仕事がどのように顧客や社会に役立っているのかを理解する必要があります。そのためには理念や価値観を共有することが大切で、これらを共有できれば従業員は自らの仕事を続けたいと感じ、おのずとエンゲージメントが高まります。

2.従業員間コミュニケーションの促進

従業員は、仲間と楽しく仕事ができるからこそ今ある職場環境を大切にし、会社がなくなっては困るものだと感じます。価値観の多様化により、近年働き方の多様化などにより、仕事とプライベートが区別されたことで、淡々と仕事をこなして成果を出すといった考え方も浸透していますが、一方で仲間や会社を思う気持ちを企業が醸成することは、それ自体が従業員エンゲージメントを高めることにつながります。

3.従業員個人の価値観の尊重

本来、企業の理想的な姿は従業員が一丸となって進むべき方向に向かっていくことです。もちろん、それは従業員一人ひとりの個性を尊重されていることが前提です。しかしながらこの会社であれば自分らしく働くことを認めてくれるという安心感や満足感も従業員エンゲージメントの向上にはより大切です。

注目される「従業員サーベイ」

とはいえ、従業員エンゲージメントとは具体的にはどのように見極めればよいのでしょうか。

そこでその方法のひとつとして、従業員のエンゲージメントの状態を測定する「従業員サーベイ」があります。

従業員サーベイとは、従業員の企業への満足度や愛着をアンケートによって調査するものです。アンケートでは、従業員が所属する企業に対してどのような満足や不満を抱いているのかを回答します。

またアンケートにより集められたデータは、企業と従業員の関係性を改善するために用い、企業側は事前に従業員の満足度に関する要素を事前に洗い出し、これに適した質問を準備しておくことが必要です。

そしてアンケート結果は組織としての課題を抽出し可視化したのち、改善に向けた施策の実施に活用します。

なかでも人事・労務に関する手続きの自動化を目指すクラウド型ソフトウェア「SmartHR」による従業員サーベイは、組織や個人のエンゲージメントの状態や変化を見極めるために、効果的なアンケートの質問設計方法や、アンケートの実施・集計、原因の特定などができるとして注目を集めています。

SmartHRの従業員サーベイ3つの特徴

SmartHRの従業員サーベイではアンケートフォームの作成や配信、回収、集計、分析にいたるまでワンストップで実施できます。またこれを実現するための特徴は次の通りです。

1.最初から信頼性の高い質問ができる

SmartHRの従業員サーベイがベースとする考え方は全世界で標準化されている「ワークエンゲージメント」です。また、研究・開発は慶應義塾大学商学部の山本勲教授とともにおこなわれています。こうした背景から、SmartHRでは信頼性の高い質問を最初から利用することができます。

2.手軽にアンケートの依頼・集計ができる

従業員サーベイの利用にあたっては、従業員情報を管理するSmartHR本体と連動していることから、従業員データや部署情報などの取り込みは一切不要です。このため導入したその日から運用を開始することができます。

3.スムーズな分析で課題が発見できる

SmartHRの従業員サーベイでは、部署や役職などでクロス集計できるだけでなく、SmartHRが持つ人事労務の客観的なデータを組み合わせることもできます。これにより課題を深堀りし、原因を特定することも可能です。

従業員サーベイはSmartHR

ここまでのような特徴だけでなく、SmartHRの従業員サーベイには標準の質問があらかじめ用意されていたり、結果は部署や性別、雇用形態などで簡単に分析できるなど、多彩な機能を備えています。
また、いつでもすぐに簡単にアンケートが実施できるほか、データは一元管理されることからいつでもすぐ見返すことができます。
このため、SmartHRなら従業員サーベイをよりスムーズに、そして有効活用できるようになります。
そこでSmartHRの従業員サーベイについてより詳細を知りたい方は、ぜひこちらから資料をダウンロードをおすすめします。

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