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最終更新日

20200622

メルマガの目的や配信方法と成功事例をあわせて解説

#マーケテック

メルマガはマーケティングのなかでも比較的よく知られ、多くの企業で活用されている手法です。

この記事ではメルマガとはどんなものかをはじめとして、メルマガの目的や配信する際の形式や配信方法、注意点、さらに実際の事例などもご紹介します。

メルマガとは

メルマガとは正しくはメールマガジンといい、企業やWebサイトから複数の購読希望者に対して一斉配信されるEメールです。

マーケティングの一種、メールマーケティングに分類されるもので、購読希望者は管理元あるいは発行元にメールアドレスを登録することにより購読することができます。

またメーリングリストのような情報交換ができる形態ではなく、主に企業や店舗によって、新着情報やリリース情報が配信されるのが一般的です。

最近では政治家や行政府、あるいは一般の個人でもメールマガジンを発行している場合があります。

メルマガの目的

メルマガは購読希望者に一斉送信されるものですが、SNSのように不特定多数に発信されるわけではなく、購読希望した特定の個人に直接届くという強みを持っています。

また、用途が幅広く柔軟性があるのも特徴です。

こうした利点から、メールマーケティングとしてのメルマガは次のような目的を持っています。

商品、サービスに対する認知、認識の向上

メルマガは定期的な配信によって、将来の見込み客を育成することをひとつの目的としています。

販売しようとする商品やサービスの認識、理解が低い段階では、販売促進の前にまずは概要やバリュープロポジション(価値)を知ってもらう必要があります。

その場合、メルマガを定期的に配信すれば、短期間で売上に結びつかなくても徐々に商品やサービスへの認識、理解を高め、販売という結果に昇華させることができます。

近年企業のマーケティングに限らず、省庁、地方自治体、学校でもメルマガが利用されるのは、メルマガがこうした認識、理解を高めるという要素を持っているからです。

販売促進

メルマガは商品やサービスの販売促進も大きな目的としています。

ただし、メルマガはたとえ販売促進が目的でも読者にとって有益な情報を盛り込み、広告色が強すぎないことが重要です。

あからさまな販売促進目的のメルマガは読者に敬遠され、やがて開封されなくなり迷惑メールフォルダに振り分けられるようになってしまいます。

このためメルマガでは発信したい情報だけでなく、読者が求める情報を提供できるよう心がけることが大切です。

顧客のリピート化やファン化

メルマガでは役立つ情報を定期的に届けることにより、読者との接触回数を増やすことも大切です。

ホームページの場合、利用者は欲しい消費やサービスに関する情報を入手すると離脱してしまいますが、繰り返し情報を届けられるメルマガなら顧客のリピート化を促し、ファン化することもできます。

また読者に対し有益な情報を提供することは読者との信頼関係の構築に寄与することができます。

こうした接触回数が増えることで好感度を上げる心理効果を「単純接触効果」といいます。

メルマガの形式

メルマガを配信する際の形式には「テキストメール」と「HTMLメール」の2種類があります。これらは、メルマガの活用シーンによって使い分けると効果的です。

テキストメール

テキストメールは文字だけで構成されたメールです。

一般的にEメール自体はこの形式でのやり取りが多く、メルマガの場合には飾り文字や記号、段落分けなどを工夫することで読みやすさや見た目を整えます。

テキストメールは専門的なツールや知識がなくても作成することができ、セキュリティソフトなどで迷惑メールに分類されてしまう可能性も少ないほか、表示の再現性が送信先の環境に影響されにくいのも特徴です。

また送信の際には送信元も個人のアドレスに設定しておくことで1対1のやり取りをしているような親近感や安心感を生み、返信率やクリック率の向上につながります。

ただし、ビジュアル的な訴求は難しく、メルマガの効果測定を行いたい場合には別途施策が必要になります。

このため、コンパクトなファイルサイズやウイルス感染のリスクの低さからBtoBの企業向けに多く配信されていたテキストメールも、現在では徐々に視覚的訴求が可能なHTMLメールに移行しつつあります。

HTMLメール

HTMLメールは主にWebページ制作に用いられる言語形式であるHTMLで作成されたメールです。

文字のフォントや色、大きさを自由に設定できるだけでなく、画像や動画の挿入、レイアウトも自在なので、メルマガに活用すればより具体的なイメージを伝えることができ、視覚的な訴求効果も高まるほか、開封率を計測することもできます。

このようにデザインの自由度が高いHTMLメールは、概要やスケジュールといった内容をわかりやすく案内する必要があるセミナーやイベントなどの告知に最適です。

また、すでに配信したメールを開封しているなど、内容に興味を示している読者に対し、再度詳細な内容を告知し、集客を試みる場合などにも効果的といえるでしょう。

一方で、テキストメールに比べるとファイルサイズが大きく、作成には専門的な知識が必要になるほか、表示の再現性は送信先の環境に依存するため注意も必要です。

メルマガの配信方法

メルマガには配信するメールの形式だけでなく、配信の仕方にもさまざまな方法があります。

主な方法はそれぞれ次のようなものです。

はじめに個人でやる方法を解説いたしますが、コストを安く抑えることができる反面、どうしても時間と手間がかかってしまいます。

そのため、メルマガを始める際にはMA(マーケティングオートメーション)ツールを使用することをおすすめ致します。

Microsoft ExcelとOutlookを使用する

表計算ソフトであるMicrosoft Office Excelと、メールソフトのOutlookを連携させた配信方法です。

具体的にはExcelで宛先一覧を作成し、Outlookに情報を反映させてHTML形式でメルマガを一斉送信します。

ExcelとOutlookの連携にはExcel VBAによるコードの記述が必要で知識とスキルが求められますが、無料でメルマガの配信を可能にするのは大きなメリットです。

BCCを使用して一斉送信

メーラーの宛先欄のBCC(Blind Carbon Copy)に複数のメールアドレスを入力し、一斉送信する方法です。特別な知識やスキルは必要なく、簡単にメルマガを配信することができます。

しかしながら、BCCによるメルマガの配信は個人情報漏えいにつながるリスクが高いため注意が必要です。

通常、BCCであれば受信者は、他の受信者のメールアドレスを知ることはできませんが、誤って「TO」や「CC」の欄を選んでしまった場合、受信者全員にそれぞれのアドレスが表示されてしまいます。

このように人為的なミスが起こりやすいBCCを使用したメルマガの配信は、現在ではあまり使われない方法です。

Google Apps Scriptを使用する

GoogleのフリーメールサービスGmailを利用する方法です。

この方法ではGoogleスプレッドシートで配信リストを作成し、Googleが提供するプログラミング言語「Google Apps Script」を利用してメルマガを一斉送信します。

ただしこちらもコードを記述し、各種データを連携させる知識とスキルが必要です。

またGmailは1日あたりのメール送信数が500~2,000通に制限されているため注意しなければなりません。

マーケティングオートメーションツールを使用する

マーケティングオートメーション(MA)ツールは、マーケティングにおける膨大な業務や、繰り返し行われる定型的な作業を自動化するクラウド型のツールです。

この中にはメール配信機能が含まれていて、メルマガの配信にも活用できます。

また、マーケティングオートメーションツールを利用すれば、メルマガだけでなく無料会員登録や購入といったリアクションのあった読者に対し、あらかじめ準備したメールをスケジュールに沿って配信するステップメールなどのメールマーケティングも可能です。

メルマガを配信する際のポイント・注意点

メルマガはさまざまな目的で配信するため、内容によって書き方を変える必要があります。

そこで販売促進であれば、興味を引くキャッチコピー、企業のイメージアップなら、具体的な取り組み内容、読者とのコミュニケーションならば手紙を書くといったようにメルマガの担当者はプライベートなエピソードも織り交ぜるなどの工夫をするとよいでしょう。

また、メルマガの目的を達成するには、ターゲットの生活リズムに合わせてメルマガを配信することも重要です。

たとえばビジネスパーソンであれば昼休み時間の12時台、終業後となる19時以降、主婦であれば家事が一段落する11時頃や14時頃などが考えられます。

このようにメルマガの配信では、読者の目線に立つことが非常に大切です。

メルマガの事例

現在マーケティングではSNSによる集客が注目されはじめていますが、メルマガも依然として集客には効果的なツールです。

このため、メルマガを戦略的に活用し、成果を挙げている企業も少なくありません。

常時数百種類のパターンのメルマガを用意しているHMVジャパン

全国に店舗を展開する音楽・映像ソフトの販売大手HMVジャパンでは、会員データを活用したマーケティングの一環として会員の購買履歴をもとにした、メルマガによる商品のレコメンデーションなどの取り組みに積極的です。

会員の属性、趣味嗜好、ステータスなどに合わせたメルマガのパターンは常時数百種類にのぼり、それぞれのニーズと一致した内容を配信することで客単価の向上を図っています。
HMVによるメルマガ

人気TOP3の記事を配信するTABI LABO

インターネットメディア事業や広告制作販売などを行っているTABI LABOでは毎朝8時に人気TOP3の記事を配信することで情報の新鮮度を高め、継続的なユーザーの確保を実現させています。

このほかにも読者プレゼントをはじめとした読者限定のコンテンツもあり、読者に読みたいと思わせる仕掛けに余念がありません。
TABI LABOによるメルマガ

ユーザーファーストで支持されるナイル株式会社

Webコンサルティングを主要事業としているナイル株式会社のメルマガは自社・他社に関わらず、SEO、サイト運用、コンテンツマーケティングなどの情報を定期的に配信するものです。

このため、企業の垣根をこえたユーザーファーストの有益なメルマガとして高い評価を得ています。
SEO HACKSによるメルマガ

メルマガについてのまとめ

  • メルマガの目的は読者の啓蒙・教育や商品やサービスの販売促進、顧客のリピート化やファン化です。
  • メルマガの形式にはテキストメールとHTMLメールの2種類があります。
  • メルマガの配信方法にはMicrosoft ExcelとOutlookを使用する方法、BCCを使用して一斉送信する方法、Google Apps Scriptを使用する方法、マーケティングオートメーションツールを使用する方法などがあります。
  • メルマガを配信する際には内容によって書き方を変えたり、配信時間を工夫するとよいでしょう。
  • メルマガにはすでに多くの成功事例があります。

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