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CPMとは?定義と算出方法、似ている単語とおすすめの広告運用ツール

#マーケテック

この記事では「CPM」について解説しています。マーケティング用語は英語由来の略語が多く、専門家でも意味を混同しがちです。そこでここでは「CPM」の意味と計算方法について解説するとともに「CPM」と混同しがちな他の広告用語についても徹底解説します。

さらにCPM課金型のWeb広告運用におすすめのツール5つを厳選。この記事を読んで紛らわしい広告用語の意味と定義の違いを理解していただき、ニーズに最適なツールの選択にお役立ていただければ幸いです。

CPMの基礎知識

CPMとは?

「CPM」とは「Cost Per Mille」の略語です。意味は「インターネット広告を1,000回表示するごとに発生する広告料」のこと。「CPM」はWeb広告を配信する際の課金費用を示す代表的な指標のひとつです。

Webマーケティングでは広告の表示回数を「インプレッション(impression)数」または「imp」といいます。CPMは「インプレッション課金方式」とも呼ばれ、広告のクリック数ではなくインプレッション数をもとに課金します。

CPMの計算方法

CPMは以下の数式で算出できます。

CPM=広告費用÷広告表示回数×1000

たとえば広告配信費用が表示回数10000回あたり100円とすると、CPMは「100÷10000×1000=10」。したがって1000回を単位とするCPMは10円となります。

CPMを利用した課金方式のメリット・デメリット

CPMはシンプルな課金方式だけに、メリットもあればデメリットもあります。

メリット

CPMのメリットは、広告が何度クリックされても広告費が変わらないこと。広告のクリック数はWebサイトへの誘導率を意味します。そのため広告目的がサイト誘導ではなく、商品やサービスの認知度アップにある場合はCPMの方が費用対効果が高くなります。

デメリット

CPMのデメリットは、広告を見たユーザーのアクションがない場合でも広告掲載コストが発生すること。配信広告のクリック率が低い場合はCPM以外の課金方式を選択することも重要なポイントです。

CPMと似た単語の意味や特徴

Webマーケティング業界の専門用語はアルファベット略語にあふれています。マーケターの先輩に「CTRによってはCPCよりもCPMのほうがCPが高い」などと言われても新人には意味がわかりません。

そこでここではCPMと似たWebマーケティングの用語解説として7つの略語を解説します。ちなみに前述した言葉のうち「CP」は「コストパフォーマンス(Cost Performance=費用対効果)」の略語です。

CPC

CPCは「Cost Per Click」の略語で、インターネット広告を1回クリックするごとに発生する広告料(クリック単価)のこと。ユーザーが広告をクリックしてリンク先を訪問することで課金されるため、「クリック型課金広告」とも呼ばれます。

CPCはCPMとともにWeb広告の代表的な課金形態のひとつ。計算式は以下の通りです。

CPC=広告費用÷クリック数

CPA

CPAは「Cost Per Action」の略語で「顧客獲得単価」のこと。Web広告のCP(費用対効果)を表すKPI(重要業績評価指標)のひとつです。

Web広告は商品の販売や契約、資料のダウンロードなどさまざまな成果を目的として配信されます。そうした広告の「最終的な成果や目的」をCV(Conversion・コンバージョン)といいます。

CPAは1回のCVを獲得するために要する費用です。計算式は以下の通りです。

CPA=広告費用÷CV数

CPV

CPVは「Cost Per View」の略語で、「広告視聴単価」のこと。動画広告に用いられる広告評価指標で、Webユーザーの動画視聴1回あたりの広告コストを意味します。

CPVの基本概念はバナー広告などにおけるCPMと同じ。動画広告のKPIとしてCPVが重視される理由は、動画の性質上、広告主はCVよりも認知向上を目的として配信する場合が多いからです。

CPVを算出するには、下記の計算式を用います。

CPV=広告出稿費用÷再生回数

eCPM

eCPMとは「effective Cost Per Mille」の略語で、広告を1,000回表示するためにかかる費用を単価とする指標のこと。「有効CPM」「有効インプレッション単価」とも呼ばれます。

eCPMはCPM以外の課金体系を同条件で比較してどれが割安かを判定するためにCPMに換算したもの。計算式もCPMと同じです。

eCPM=広告費用÷広告表示回数×1000

vCPM

vCPMは「viewable Cost Per Mille)の略語で、ユーザーが表示したWebサイトの画面内広告の1000回表示あたりの単価のこと。CPMの欠点を補うために考え出された指標で、「viewable CPM」とも呼ばれます。

CPMはデバイスの解像度によって広告が見えない場合でも表示回数にカウントされるのが欠点です。そこで広告が実際に閲覧された回数をカウントするのがvCPMです。算出には以下の数式を用います。

vCPM=広告費用÷ビューアブルインプレッション数×1,000

CTA

CTAとは「Call To Action」の略語で、Webサイトの訪問者をマーケターが望む具体的なアクションに誘導すること。またはアクションに誘導するためにWebサイト上に設置されるボタンやサインのこと。日本語では「行動喚起」と呼びます。

たとえば自動車のLP(ランディングページ)では、「販売店検索」や「試乗車検索はこちらから」といったボタンで、ユーザーを「検索」というアクションに誘導する仕組みがCTAになります。

CTR

「CTR」とは「Click Through Rate」の略語で、Web広告のクリック率のこと。Web広告の効果測定に用いられる指標のひとつです。「CTR」は以下の計算式で算出されます。

CTR=広告のクリック数÷インプレッション数

CPM課金型のWeb広告運用におすすめのツール5選

Web広告を効率的に運用したい場合や、運用中の広告で費用対効果が低い場合は、専用の広告運用ツールを利用すれば広告業務の大幅な効率化につながります。そこで最後に CPM課金型のWeb広告運用におすすめのツール5選を紹介いたします。

AD EBiS(アドエビス)/株式会社イルグルム

「AD EBiS」は株式会社イルグルムが提供するWeb広告効果測定プラットフォームです。個人情報保護の強化やWebメディアの多様化に対応。プライバシーポリシーに配慮した高精度のデータを蓄積・分析することで多角的なデータ分析を実現します。

導入実績は1万件を突破。業種や業態、事業規模を問わず多くの企業法人に利用されています。料金は「ライト」「スタンダード」「個別お見積もり」の3タイプから最適なプランを選択できます。初期費用は無料。料金表については直接お問い合わせください。

WebAntenna(ウェブアンテナ)/株式会社ビービット

「WebAntenna」は株式会社ビービットが提供する広告効果測定ツールです。バナー広告やリスティング広告など、さまざまな媒体や自然検索の効果を一画面で管理。評価指標を統一できるので費用対効果が一目でわかります。データ集計は必要ありません。

広告の画像登録も可能。管理画面を見るだけでクリエイティブごとに正確な収益効果が分かります。料金はクリック数に応じた従量課金制で、最低料金は月額2万円から。初期費用は無料です。

ATOM(アトム)/SO Technologies株式会社

「ATOM」はSO Technologies株式会社が提供する運用型広告の統合管理プラットフォームです。Google AdsやSNS、ブログなどの多様な配信形態に対応。運用型広告の評価測定とレポート作成を自動化します。

導入時のトレーニングなど国産ツールならではの手厚いサポートにより効果的に活用することが可能です。料金は個別に見積もりますのでお問い合わせください。

glu(グル―)/アタラ合同会社

「glu」はアタラ合同会社が提供するマーケティングデータ統合管理プラットフォームです。Web広告のアクセス解析や広告効果測定、CRMなどさまざまなWebマーケティングデータを統合的に集約して「見える化」します。

「glu」のExcelレポートは担当者のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズ可能。料金プランは必要最低限で導入できる「glu Lite」から最大600アカウントに対応できる「glu Premium」まで4タイプを用意。詳しくは直接お問い合わせください。

Shirofune(シロフネ)/株式会社Shirofune

Shirofuneは株式会社Shirofuneが提供する広告運用自動化ツールです。初期設定から予算管理、運用改善と広告効果の分析、レポート作成までの工程を自動化して作業時間の大幅削減とCV数の向上を実現。高い広告成果を達成します。

運用経験や知識は不要。Googleアナリティクスと連携してYahoo!とFacebook広告の配信結果データを自動アップロードすることも可能です。料金プランは「セルフプラン」と「サポートプラン」の2タイプ。くわしくはお問い合わせください。

ミツカルとは

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