惹きつけるコーポレートサイトとは　デザインのトレンドも紹介

2020年11月11日更新

ここではコーポレートサイトについて解説します。

インターネットの普及によって、「コーポレートサイト」 は企業イメージを向上させるために不可欠なコンテンツとなりました。一方で、多くのコーポレートサイト運営者がアクセス数の低迷に悩んでいるのも事実です。

ここでは魅力的なコーポレートサイトを構築するノウハウや最新のデザイントレンドを中心に解説します。どうぞ最後までお読みください。

コーポレートサイトとは

コーポレートサイトは「Corporate Website」をカタカナにした和製英語です。意味は「企業や法人のホームページ」になります。

インターネットの普及拡大にともなって、広告などの発信手段はテレビや新聞といった旧メディアからインターネットにシフトしています。そこで多くの企業がコーポレートサイトを開設し、消費者が求めるさまざまな情報を積極的に発信しています。

基本的なコンテンツ

コーポレートサイトは「会社の顔」のような存在です。最低でも以下の項目は絶対に欠かせない情報となります。

会社概要

「会社概要」は企業の自己紹介といえる重要な情報です。会社名（法人名）・代表者・本社所在地・電話番号(業種によっては受付時間も)・創立年・事業内容・資本金・従業員数・売上高・主要取引先・取引銀行・法人としての許可・登録・免許等の項目を掲載します。

ABOUT

会社の自己紹介にあたるコンテンツです。初めてサイトを訪れた人でも、すぐにどんな会社なのかがわかるように簡潔にまとめることが求められます。

事業紹介

事業紹介は会社概要の重要項目のひとつです。取扱商品やサービスの強みを記載しましょう。

理念やビジョン

企業の「理念」とは、企業活動を行う目的や社会的な使命のこと。「ビジョン」は「経営目標」のことです。現在の事業を将来的にどのような形に発展させていくかを記載します。

代表者のメッセージ

最高経営責任者のメッセージを記載します。

代表者からの直接のメッセージは、やはり受け取る側にとっては響くものです。要点をまとめながら、共感を呼ぶメッセージへと仕上げましょう。

社員の紹介

最近では就職希望者のほぼ全員がコーポレートサイトにアクセスして企業情報を確認しています。

就職希望者にとっては、社員の紹介に載っているのは「未来の自分」。ここが魅力的に見えなければ、応募したい気持ちも高まりません。

実績

たとえば建設会社の場合、過去に手がけた物件を「施工実績」としてコーポレートサイトに紹介しています。このように事業実績を公表することで、就活生や一般消費者の信頼を高める効果が期待できます。

ソフト産業のように実績を可視化しにくい業種の場合は、取引先企業や販売実績、売り上げなどを数値化して公表しましょう。

Q&A

一般消費者からの問い合わせが多い業種では、コーポレートサイトに「Q&A」欄を設けるとよいでしょう。消費者も公式サイトで疑問が解決できれば、会社やサポートセンターに問い合わせる必要がないので、双方にとってプラスになります。

問い合わせフォーム

問い合わせ先がないと、その企業への信頼を損ねる恐れもあります。通常問い合わせには1週間以内に返信するのがベターです。

ブログ

企業の日常を紹介するブログには広告宣伝の効果もあります。書き込みは特定の社員に限るのではなく、さまざまな部署の社員が持ち回りで担当すると、就活生にとっても参考になります。

コーポレートデザインのトレンド

コーポレートサイトは「ただ作ればいい」というものではありません。サイトとしての魅力を高めてアクセス数をアップするには、最新のWeb技術やデザインに精通し、ユーザビリティの向上につとめることが重要です。

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインとは、PCやモバイルなどのデバイスに合わせて、ウェブサイトの画面解像度や縦横比率を自動的に最適化する手法です。レスポンシブデザインのWebサイトはデバイスを問わず最適な画面サイズで閲覧できます。

動画コンテンツ

動画はWebでもっとも人気のあるコンテンツです。コーポレートサイトに導入すれば注目度をアップすることも期待できます。たとえば商品の特徴や利用法など活字では伝えにくい情報も、動画で解説すれば一目でわかります。

会社紹介も動画なら職場の雰囲気や社員が働く姿・様子などをよりリアルに発信することが可能です。こうした動画はビジネスや商品の販売面だけでなく採用活動においても高い効果を発揮できます。

マイクロアニメーション

マイクロアニメーションはスマートフォンに新しい通知が届いたり、Webサイトをタップした時などにアイコンや画面が変化する短いアニメーション効果のこと。「マイクロインタラクション」ともいいます。

マイクロアニメーションはスマートフォンなどのタッチスクリーンのようにボタンの操作感を伴わないデバイスで、操作に対するフィードバックを視覚的に表示したり、現在のステータスをわかりやすく伝えるために効果的な表現手法です。

シングルページデザイン

シングルページデザインは複数のページを持たず、新聞のチラシのように単一ページのみでサイトを構成する手法です。スマートフォンの普及によって、Webサイトは簡潔に見やすくまとめるシングルページデザインがトレンドになっています。

シングルページデザインの最大のメリットは、読み込みが速く閲覧しやすいこと。デメリットは一般的なマルチページデザインのサイトとちがって、設定できる流入キーワードが少なくなることなどです。

CSS3アニメーション

CSS3アニメーションは、従来の「JavaScript」や「Flash」を使わず、HTMLでアニメーション化を実現する方法です。CSSは「Cascading Style Sheets」の頭文字をとったもの。Webのスタイルを指定するプログラミング言語の一種で、HTMLと組み合わせて使用します。

まとめ

コーポレートサイトとは企業や法人のホームページのことです。

インターネットの普及によって、コーポレートサイト は企業イメージを向上につながる重要なコンテンツとなっています。

コーポレートサイトは「会社の顔」のような存在です。企業紹介に必要な項目はもれなく記載しましょう。

近年のサイトデザインのトレンドはスマホを意識したシングルページと、動画を使ったコンテンツです。