この記事では、連絡先管理・アドレス帳管理ツールについて解説します。
成果の高い営業活動には、取引先や顧客、潜在顧客等の管理や共有が必須です。連絡先管理・アドレス帳管理ツールには、これを実現するための様々な機能が利用できます。
ここでは、連絡先管理・アドレス帳管理ツールの主な機能などの内容とおすすめの連絡先管理・アドレス帳管理ツールを紹介します。
連絡先管理・アドレス帳管理ツールとは
連絡先管理・アドレス帳管理ツールとは、取引先や顧客等の「住所」「氏名」「電話番号」「メールアドレス」などを一元管理できるツールのことです。使える機能の中には連絡先に関することだけではなく、メモ機能やスケジュール機能、他ツールへのエクスポート機能など、ビジネスに活用できるさまざまな機能があります。
活用場面として、年賀状や暑中見舞いなどの挨拶状や営業リストの作成、商談内容の管理やタスク管理等、幅広いビジネス用途で活用できます。また、最近はデバイスにデータを保存するのではなく、インターネットを介してサーバー上にデータを保存し管理できる、クラウド型のサービスが一般的です。
様々なツールがリリースされていますが、主に登録できる基本データは、「企業名」「氏名」「所属先(部署名)」「役職」「住所」「電話(FAX)番号」になります。これらに付随して、商談内容などの営業情報のデータやスケジュール、タスクを記録することができ、それぞれのデータを共有することが可能です。
基本的にはデータ内容を打ち込まなければいけませんが、連絡先管理・アドレス帳管理ツールの中にはOCRと連携し、名刺やリスト等を読み込みそのままデータとして活用できるツールもあります。
連絡先管理・アドレス帳管理ツールを導入することにより、情報の一元管理や共有ができるので営業活動や業務改善に大きなメリットをもたらすことが可能です。データのアクセス権限も管理者機能で部署ごとや役職、個人で制限をかけることもできるので、必要なデータを必要なユーザーで共有できます。
多くの連絡先管理・アドレス帳管理ツールは、他のデータ形式に変換することができ、他のツールにデータ移行することも可能なので、挨拶状等、一斉送信が必要なリスト作成などの時にも大幅な効率化が可能です。
おすすめの連絡先・アドレス帳管理ツール10選
連絡先管理・アドレス帳管理ツールは、個人用途からビジネス用まで、大変多くの種類がリリースされています。
ここでは、ビジネス用途で利用することを前提とした、おすすめの連絡先管理・アドレス帳管理ツールを紹介していきます。
AddressLook(アドレスルック)
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AddressLookは、Outlook/OWA(Outlook on the Web:ブラウザ版Outlook)で、組織ツリーの中から宛先を選択できるようにするExchangeのアドオン機能です。株式会社ビービーシステムが開発・提供しています。
単体での連絡先・アドレス帳管理ツールではありませんが、多くの企業で利用されているOutlookで効率的に連絡先を管理できるようになります。複数アドレス帳の利用やユーザー属性のカスタマイズ等、組織内で柔軟に共有・活用することが可能です。無料トライアルが用意されているので、使いやすさなどを実際に確かめることが可能です。
SMARTアドレス帳
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SMARTアドレス帳は、他ツールのアドレス帳を、簡単にデータ移行できる機能が特徴の連絡先・アドレス帳管理ツールです。ネオス株式会社が開発・提供しています。
営業に活かせる様々な機能のほか、使いやすい管理者UIなど、導入後に即戦力として活用できるツールになるよう設計されています。他のスマートフォンやフィーチャーフォンからのデータ移行がスムーズなのもメリットです。基本、データはデバイスに保存されますが、定期的にクラウドにデータ送信される仕組みを採用しています。
Zoho ContactManager(ゾーホーコンタクトマネージャー)
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Zoho ContactManagerは、他ツールへの連携や管理機能でCRMのようにも活用できる連絡先・アドレス帳管理ツールです。インドのZoho社が開発元で、世界中で展開されています。国内ではゾーホージャパンが運営・提供しています。
連絡先・取引先・商談の状況・タスク管理を一か所で取りまとめることができ、さらに無料で導入可能なのが特徴です。
KDDI SMARTアドレス帳
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KDDI SMARTアドレス帳は、ビジネス特化型クラウド型連絡先・アドレス帳管理ツールです。KDDI株式会社が、開発・提供しています。
直感的に操作可能なUIが特徴のツールです。管理者権限のUIは、アクセス制限、アドレス帳の一括インポート機能など、必要な操作が簡単に設定できるようになっています。料金は初期費用無料で、月額1ユーザーに付き100円という低コストで導入可能です。
連絡とれるくん
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連絡とれるくんは、様々な形式の連絡先をクラウドで一括管理できる、連絡先・アドレス帳管理ツールです。株式会社Phone Appliが開発・提供をしています。
紙で管理しているリストや名刺、社内で活用しているコミュニケーションツールなどをOCRにより、クラウドで管理・共有する仕組みです。そのためモバイルデバイスに登録保存されていないデータでも、情報を表示させることができるという特徴があります。ほかに社内コミュニケーション機能や災害時等の安否確認システムなどの機能も充実しています。
Oneder Talk(ワンダートーク)
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Oneder Talkは、アドレス帳やチャット機能、ボイスメッセージ機能など、ビジネスに特化したクラウド型連絡先・アドレス帳管理ツールです。株式会社レコモットが開発・提供しています。
様々な連絡先・アドレス帳機能の他に、「050」番号が一つ無料で付与されるので社外へのコミュニケーションにも便利です。また、データは全てクラウド上で保存・管理されるので、セキュリティやデバイスのスペック、保存容量を気にせず利用できます。
料金が初期費用3,000円で、月額ユーザー無制限10,000円という低コストなのも大きなメリットです。
Gluegent Apps(グルージェントアップス)
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Gluegent Appsは、「共有アドレス帳」と「グループスケジューラ」という2つの製品ラインナップが用意されているクラウド型連絡先・アドレス帳管理ツールです。株式会社グルージェントが開発・提供しています。
共有アドレス帳は、G Suite(旧Google Apps for Work)やMicrosoft Office 365と連携し、グループスケジューラは、G Suiteと連携して活用できるツールです。チームや部署で効率的にデータを共有するための機能が様々用意されており、業務や営業活動の効率化が実現できます。料金は、それぞれの製品で1ユーザーあたり月額100円になります。
PowerAddress(パワーアドレス)
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PowerAddressは、様々なデバイス・OSで利用可能な連絡先・アドレス帳管理ツールです。Powershiftが開発・提供しています。
製品ラインナップとして「Windows版」「Mac版」「iOS版」「ipadOS版」が用意されており、「FileMaker」がインストールされているデバイスで「FileMaker版」を利用すれば、webブラウザ上での共有や管理が可能です。ほとんどの機能が無料版にて利用できるので、まずは試してみてから導入することができます。
rakumoコンタクト(ラクモ)
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rakumoコンタクトは、操作しやすいUIで組織間の連絡先共有が可能なクラウド型連絡先・アドレス帳管理ツールです。rakumo株式会社が開発・提供しています。
Gmailから社内・社外の連絡帳にアクセスできる機能が特徴です。また、モバイルデバイスでのわかりやすいUIに定評があります。無料トライアルが利用可能で、無料期間終了後に利用可否を決める仕組みになっています。料金は、1ユーザー月額50円という低コストで利用できるのもメリットです。
CLOMO SecuredContacts(クロモセキュアドコンタクト)
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CLOMO SecuredContactsは、大切な連絡先データをセキュリティ重視で管理・共有できるように設計されたクラウド型連絡先・アドレス帳管理ツールです。株式会社アイキューブドシステムズが開発・提供しています。
全てのアドレス帳データを共有アドレス帳に保存し、管理者権限でアクセスできるユーザー権限を決める仕組みです。iOS・Androidどちらのデバイスでも利用可能で、共有も可能になっています。管理者の設定画面は、PC・モバイルデバイスどちらも利用できます。料金はライセンス式になっており、利用できる他のCLOMO Secured製品の種類やオプションによって変わります。