ビジネスメディアのミツカル記事カテゴリ:マーケテックコラボレーションマーケティングとは?メリットと主な成功事例
#マーケテック
「コラボレーション(collaboration)」とは、複数の人や組織が同じ目標を達成するために協力すること。一方、「マーケティング(marketing)」は製品やサービスの開発販売や宣伝広告などの業務を意味します。
コラボレーションマーケティングとは、複数の企業やブランドが戦略的に協力してビジネスを行うこと。異業間の企業コラボやコラボ商品は話題性が高く、商品の認知度やブランドイメージが向上して新規顧客の獲得と集客につながる効果が期待されます。
コラボレーションマーケティングが注目を浴びる背景としては、長引く不況やコロナ禍などの影響で消費意欲が縮小する中で、市場の閉塞感を打破するための新たな販促手法が求められることがあげられます。
商品開発や販促における異業種同士のコラボは目新しい手法ではありませんが、近年ではITやメディア環境の進化を受けて消費者の価値観の多様化が進み、ありきたりのマーケティング手法では消費者ニーズの変動に対応できない状況にあります。
そこで複数の企業やブランドが共同で販促を行い、従来になかった商品価値とイメージを創設するコラボレーションマーケティングが、消費者ニーズの多様化に対応できる古くて新しい手法として注目を浴びるようになりました。
数多くの企業が導入を進めるコラボレーションマーケティングですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは6つのメリットにポイントをしぼって解説します。
異業種の企業やブランド間のコラボレーションによって、お互いの既存顧客を新たなリード(見込客)としてアプローチできるため、新規顧客の獲得とシェアの拡大が期待できます。
人気が高いブランドや有名企業同士のコラボは話題性が高く、SNSで拡散されたり、大手メディアの記事に掲載されたりすることで企業や商品の認知度を高めることができ、新たなリードの発掘にもつながります。
コラボレーションマーケティングでは複数の企業やブランドが共同で実施するため、コスト削減が可能です。また単独では実現できない大規模なマーケティング戦略も、コラボによってコスト削減と両立できる可能性があります。
定番商品や人気ブランドにはファンが多い反面、マンネリ化によって新規顧客の獲得が難しくなるという問題がつきまといます。その打開策がコラボレーションマーケティングです。コラボの相乗効果でブランド価値が向上して顧客の期待も高まります。
変化の激しい消費者ニーズに対応するには、企業や生産者自身の価値観を多様化させる以外にありません。コラボレーションマーケティングによって旧来のイメージの変革と新しい価値の創造を実現できます。
コラボレーションマーケティングで成功をおさめるために注意すべき点は、お互いの方向性を一致させること。異業種間のコラボでは双方の戦略スタイルが異なる場合も多く、実施までにさまざまな妥協を強いられる可能性があります。
またコラボ先と自社の顧客属性が違いすぎると、新規顧客を増やすことはできても優良顧客の育成が難しくなるデメリットも。コラボレーションマーケティングは必ず成功するとは限りません。コラボする意味を長期的な視野で検討していく必要があります。
コラボレーションマーケティングの成功事例としてはテレビアニメの人気キャラクターグッズや映画のタイアップキャンペーンがあげられます。
最近では2020年公開の劇場版アニメ『無限列車編』の大ヒットで巨大なブームを巻き起こしたTVアニメ「鬼滅の刃」が、コンビニチェーンのローソンをはじめ、ホテルニューオータニなど、さまざまな業種の企業とのコラボ企画を展開しています。
また食品業界もコラボレーションマーケティングの成功事例が多い業種です。たとえばキリンビバレッジ株式会社の人気飲料「午後の紅茶」と江崎グリコ株式会社のチョコレート菓子「ポッキー」のコラボは大きな話題となりました。
食品以外でアニメとのコラボで注目を集めた事例としては「ELIXIR meets ドラえもん」があげられます。「ELIXIR(エリクシール)」は資生堂が展開する女性向けの高級化粧品ブランド。2012年から化粧水と乳液の詰め替えパッケージを販売しています。
大人の女性に人気の「ELIXIR」が2021年に「未来を生きる子どもたちのために、今、私たちができること」をテーマに「ドラえもん」とコラボして、プラスチックごみの排出削減をめざすグローバルサステナビリティキャンペーンを展開しました。
「ELIXIR」は詰め替え化粧品を利用することでゴミを減らして環境負荷を低減する取り組みを世界に発信。キャンペーンのCMには35歳になった未来のしずかちゃんを3DCG動画でクリエイトして大きな話題となりました。
アニメ以外のコラボレーションマーケティングの成功事例としては、大手家電量販店のビックカメラと、大手アパレル企業のユニクロが共同出店した商業施設「ビックロ」があげられます。
「ビックロ」のコンセプトは「グローバル繁盛店」。1号店は2012年にオープンしました。「ビックロ」ではビックカメラとユニクロが同じ店舗に出店するだけでなく、独自商品の販売や、ビックポイントが同店内のユニクロでも利用できるなど新しいサービスを展開しています。
最後にコラボレーションマーケティングにおすすめの支援サービスをひとつ紹介いたします。
「P-conne(ピーコネ)」は学生や若年層のマーケティングに悩む企業をSNSで支援するサービスです。Webマーケティングで重視されるインフルエンサーを使わず、全国100大学500サークルの大学生15,000人のネットワークで情報拡散を実現します。
「P-conne」は 一般の大学生と距離が近いため、マーケティングが難しいとされる若年世代へのダイレクトアプローチも容易です。若年層の購買意欲や顧客体験の意向が高まりやすく、若者らしい独創的なクリエイティブが期待できます。
料金など詳しい情報は直接お問い合わせください。
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