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最終更新日

20210603

アクセス解析とは?確認すべき指標や分析のポイント、おすすめツール

#マーケテック

この記事ではWebサイトのアクセス解析について解説いたします。コーポレートサイトを運用する上でアクセス解析は欠かせない業務です。しかしながら、その目的や活用方法を理解していないとせっかくの解析データも宝の持ち腐れになってしまいます。

そこでこの記事ではアクセス解析の有効利用に必要な基礎知識とノウハウについて解説するとともに、おすすめのアクセス解析ツール6選を紹介していきます。ぜひ最後までお読みください。

アクセス解析の基礎知識

Webサイトのアクセス解析を長年続けていると、日々のルーティンワークに慣れすぎて解析の意味や目的があやふやになってしまいがちです。そこでこの記事では「アクセス解析とは?」という基本に立ち戻ってくわしく丁寧に解説していきます。

アクセス解析とは?

アクセス解析とは、Webサイトのアクセスログを元に、訪問者の属性や行動を解析すること。専用の解析ツールを使えば、どんな訪問者がどのチャネル経由でサイトを訪れ、どのページを閲覧して、最終的な運用成果につながったかを可視化できます。

アクセス解析の目的

アクセス解析の最大の目的はサイトのコンバージョン(CV)数を向上させることにあります。「CV」とは「Conversion」の略語で、Webサイトの運営者がサイト訪問者に望むアクションのこと。Webマーケティングにおいて重要な成果指標のひとつです。

CVの具体的な指標は運営者の目標によって変わります。一般的には商品購入や有料会員登録、資料請求などのように、企業がWebマーケティングを展開する上で訪問者やユーザーに期待する行為を最終的な成果(=CV)と定義します。

アクセス解析でわかること

アクセス解析では数多くの指標がデータ化されます。ここでは4つの基本的な指標の意味を解説します。

アクセス数

「アクセス数」とは、一定の期間内にユーザーがWebサイトにアクセスした回数のこと。アクセス数には大きく分けて「ユーザー(ユニークユーザー)数」「PV数」「セッション数」の3つがあります。それらの具体的な意味については後述します。

参照元

「参照元」とはユーザーがWebサイトを訪問するきっかけになった「流入元」のこと。たとえば目的のサイトをGoogle検索で見つけた場合、参照元は「Google検索」となります。外部リンクやWeb広告からの流入率もチェックできます。

使用デバイス

「使用デバイス」とは、Webサイト訪問者がインターネット接続に利用した機器のこと。スマートフォンやPC、テレビ、ゲーム機などを判別する機能です。アクセスが多いデバイスにサイトのデザインを最適化すれば、ユーザーの利便性が高くなります。

検索ワード

「検索ワード」とは、ユーザーがネットで検索したキーワードのこと。Googleなどで検索してサイトを訪問した人がどんなキーワードを使ったのかを解析すれば、市場の最新トレンドやユーザーのニーズを確かめることができます。

アクセス解析ツールの主な種類と特徴

現在Web市場には数多くのアクセス解析ツールが出回っています。それらはデータの収集方法と機能によって3種類に大別可能です。ここではそれぞれの特徴やメリット・デメリット、導入方法などについて紹介していきます。

Webビーコン型

「Webビーコン型」はJavaScriptで作成された解析専用のタグを、サイトの各ページのソースコードに埋め込んでおくタイプです。ユーザーがサイトにアクセスするとタグが実行されてアクセス情報を発信する仕組みになっています。

Webビーコン型は比較的シンプルな方法で高精度のアクセスデータをリアルタイムに収集できるのがメリットです。デメリットはサイトの全ページにタグを記入する必要があること。ページ単位の作業は簡単でも大規模サイトでは大きな負担になります。

サーバーログ型

「サーバーログ型」はサイト訪問者の閲覧情報をWebサーバーに保存するタイプ。Webサイトのサーバーにはさまざまな管理情報が記録されています。その中から訪問者のアクセス情報を抽出してアクセス解析を行うツールです。

サーバーログ型のメリットは導入が簡単なこと。サーバーに記録されるアクセスログを利用するため、専用タグの挿入や解析システムの設置は不要です。デメリットはログファイルの更新頻度が少ないこと。訪問者の正確な判別や細かい行動の解析もできません。

パケットキャプチャ型

「パケットキャプチャ型」はサイト訪問者とWebサーバー間のパケット通信情報をキャプチャして解析するタイプ。本来はネットワークの通信状況を監視するために設置されるシステムを利用してアクセスログを収集します。

パケットキャプチャ型のメリットはパケット単位の解析がリアルタイムで行えること。また解析は専用システムを利用するため、大規模サイトでもサーバーに負担がかかりません。デメリットは導入コストが高くなること。その意味でも大規模サイト向けになります。

アクセス解析で確認する主な指標

アクセス解析を行うことでWebサイトにアクセスした人のIPアドレスや流入経路、サイト内での行動など多くのデータを得ることができます。ここではWebサイト改善のために確認すべき主な指標について解説します。

PV数

「PV数」は訪問者のブラウザがWebサイトのページを表示した回数のこと。「PV」は「ページビュー(Page View)」の略称です。PV数はユーザーのアクセス数ではなくブラウザの表示回数なので、リロードや「戻る」をクリックした場合でもカウントされます。

例えば1人のユーザーがWebサイトを訪問して、「戻る」操作を含めて5ページを表示した場合、アクセス数は1、PV数は5となります。

ユニークユーザー数

「ユニークユーザー数」はWebサイトの1日の訪問数から重複者を除いた人数のこと。同じユーザーが1日に何度もアクセスしても、ユニークユーザー数は1になります。ただしPCとスマホは別カウントになるため、1人でもデバイス分の人数になります。

具体的には1人のユーザーが同じサイトに1日に10回アクセスした場合でも、ユニークユーザー数は1となります。ただしそのユーザーが自宅と会社のPCと個人のスマホでアクセスした場合は3となります。

セッション数

「セッション数」は、1人のユーザーがWebサイトを訪れて離れるまでを1とする「訪問数」のこと。実店舗に例えると、来店した客が商品をじっくり見てから立ち去るまでの行動が1回のセッションになります。

セッション数のカウントについては細かいルールがあります。例えばGoogleアナリティクスの場合、「日付が変わったとき」「30分操作が行われなかったとき」などにひとつのセッションが終了して、次のセッションに切り替わります。

コンバージョン率(CVR)

「コンバージョン率(CVR=Conversion Rate)」とは、Webサイトを訪問したユーザーがCV(コンバージョン)に至った割合のこと。「コンバージョン数÷セッション数」という計算で算出します。

CVRはCV単価が大きいBtoB企業にとっては最も重要な指標のひとつになります。CVRに対してPV数が少ない場合はコンテンツを見直してPV数を増やせばCVRも向上できる余地があります。

逆にPV数に比べてCVRが低い場合は、サイト設計やコンテンツの内容がユーザーニーズにマッチしていない可能性が高くなります。その場合は効果的な対策をすみやかに立案して実行することが重要です。

離脱率

「離脱」とはWebサイトを訪問したユーザーがサイトを離れること。離脱率は「離脱したセッション数 ÷全PV数」で算出します。Webサイトのページごとに離脱率を分析することで、ユーザーが離れる場所と原因を割り出すことができます。

注意したいのは離脱率が高くても問題ないケースもあること。たとえば「商品購入完了ページ」のように離脱率が高くて当然のページもあります。離脱率だけで安易に判断するのではなく、ページごとの役割や性質を考慮した上で判断することが重要です。

直帰率

「直帰」とは、訪問者が最初にアクセスしたページだけを見て他を閲覧せずにサイトから離脱してしまうこと。直帰率は「直帰したセッション数 ÷ 全セッション数」という計算によって求められます。

ランディングページの直帰率が高い場合は、サイトのテーマがユーザーニーズにマッチしていない可能性が考えられます。ただし離脱率と同様に直帰率が高くても問題ないケースもあるため、ページの性質を考慮した上で総合的に判断しなければなりません。

回遊率

Webサイトを訪問したユーザーが、サイト内の他のページも見て回ることを「回遊」と言います。「回遊率」は1人のユーザーがWebサイトの中をどれだけ回遊したかを示す指標で、「PV数 ÷ セッション数」という計算式で求められます。

回遊率が高いサイトは、訪問者から高評価を得ていることが多く、逆に回遊率が低いサイトはデザインやレイアウトが悪かったり、コンテンツの魅力が乏しいといった傾向があります。

滞在時間

「滞在時間」とは、Webサイトの訪問者がサイト内に滞在した時間のこと。「セッション時間」とも呼ばれます。アクセス解析によって、ページごとの滞在時間や平均滞在時間を把握できます。一般的に滞在時間が長いサイトは訪問者の評価が高い傾向にあります。

アクセス解析の精度を高めるポイント

アクセス解析を行うことでWebサイトの運用状況に関する詳細かつ客観的なデータを取得できます。でも運用者の経験値やリテラシーが不足していると、せっかくのデータも生かせません。そこで最後にアクセス解析の精度を高めるポイントについて解説します。

外的要因を考慮する

Webサイトのアクセス数は何らかの外的要因によって大きく変動することがあります。たとえば検索サイトのアルゴリズムがアップデートで変更されたり、競合他社がキャンペーンで広告配信を増やしたりしたことによりアクセス数が急減する場合があります。

逆にサイトアクセスが急増した場合は、SNSの話題や風評被害の影響などが考えられます。アクセス数はサイトのクオリティだけで左右するわけではありません。内的要因だけではなく、外的要因も考慮して判断することが大切です。

過去のデータと比較する

アクセス解析ではリアルタイムのデータだけでなく、過去のアクセス解析データと比較して分析することも重要です。週や月ごとに集計した過去のデータと照らし合わせて変動をチェックすることで、Webサイトの課題や問題を把握しやすくなります。

またログインした会員の行動データは、年齢や性別、仕事などの人物属性を加えたパーソナルデータを収集分析することで、1人ひとりの顧客の購買履歴やニーズに合わせて個別に対応するOne to Oneマーケティングも可能になります。

並行してユーザーニーズを調査する

Webサイトの運用でユーザーニーズを把握するには、アクセス解析だけでなく他の調査方法を併用することも重要です。たとえば訪問者アンケートや外部調査などを平行して行うと、ユーザーのニーズをより高い精度で把握することができます。

アクセス解析におすすめのツール6選

アクセス解析ツールはWebマーケティング活動に欠かせない便利なツールです。最も有名なのはGoogleアナリティクスですが、Googleアカウントがなくても利用できるおすすめのツールがあります。ここでは6種のツールを厳選してご紹介します。

Similarweb(シミラーウェブ)

Similarwebはニューヨークとロンドンに本社を置くSimilarWeb Ltd.が提供するアクセス解析ツールです。自社サイトはもちろん競合サイトのマーケティングチャネルも管理画面からベンチマーク比較が可能。デジタルの市場シェア拡大に貢献します。

料金は個人と小規模企業向けの無料コースと、有料のエンタープライズを設定。無料版は解析指標が5種に限定されるなどの制限があります。エンタープライズの価格は個別に見積もりますのでお問い合わせください。

Ptengine(ピーティーエンジン)

Ptengineは、株式会社Ptmindが提供するアクセス解析ツールです。訪問客の行動をヒートマップなどで可視化できる「Ptengine Insight」と、Webビジネスを最適化できる「Ptengine Experience」の2プランを選択できます。

料金は「Ptengine Insight」が「無料」を含む5コースから、「Ptengine Experience」は「無聊」と「Advance」の2コースから選択可能。まずは無料コースからお試しください。

Juicer(ジューサー)

「Juicer」はログリー株式会社が提供するデータマネジメントプラットフォーム(DMP)です。Webサイトを訪問するユーザーの属性や行動、ニーズを分析して自動でペルソナを生成。サイトのユーザーをリアルな仮想人物として可視化できます。

料金は基本プランが0円。サイト分析や改善に必要な機能が無料で利用できます。有料版では、より詳細な解析データがオプションプランで利用できます。

Adobe Analytics(アドビアナリティクス)

「Adobe Analytics」は「Photoshop」で有名なアドビシステムズが提供するWebマーケティング分析ツールです。人工知能(AI)や機械学習など最新テクノロジーを活用することで、Webビジネスの収益増に貢献できる顧客インサイトを分析します。

「Adobe Analytics」は「Adobe Experience Cloud」という統合マーケティングソリューションのオプションとして提供されるツールです。「Adobe Experience Cloud」の料金についてはお問い合わせください。

DeeBoard(ディーボード)

DeeBoardはディーテラー株式会社が提供するアクセス解析レポートツールです。Googleアナリティクスのアクセス解析結果から重要な7指標を厳選。レイアウトやディメンションをフルオーダーで構成して、誰にでもわかるレポートを効率的に作成します。

Googleアナリティクスは専門的すぎてわからないという方でも、DeeBoardのレポートなら一目でサイトの状態を把握できます。料金は1サイトあたり月額2,000円。カスタマイズ費は10,000円からとなっています。

Tofu Analytics(トウフ アナリティクス)

Tofu Analyticsは株式会社misosil(ミソシル)が提供するSNS専用の解析ツールです。SNSのハッシュタグやキーワード、過去の投稿データなどを全量取得。独自の分析技術でリーチ数やエンゲージメントなどを分析し、SNSの活用をサポートします。

料金は月額1万円から利用が可能。まずは無料トライアルからお試しください。

ミツカルとは

『ミツカル』とは、デジタルシフトを検討する企業担当者と最新のデジタルツール・サービスを提供する企業をマッチングさせるプラットフォームです。

企業のデジタルシフトを検討する担当者にとって、「検索だけでは見つけにくい最新のデジタルサービスが見つかる」、「導入に関しての疑問や資料の比較・選定ができる」などメリットがたくさんあります。

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