この記事では、デジタルサイネージサービスについて解説します。
従来の看板やポスターなどに替わり、注目を集めているのがデジタルサイネージです。配信方法や設置方法などは、様々なデジタルサイネージサービスとして提供されています。
ここでは、デジタルサイネージとは何かをはじめ、おすすめのデジタルサイネージサービスを紹介します。
今注目のデジタルサイネージとは
デジタルサイネージとは、動画や音声、画像をディスプレイで情報を伝達する、電子看板、電子広告のことです。紙のポスターや看板に替わり、今注目を集めています。
デジタルサイネージの設置場所は様々で、ディスプレイの大きさも多種多様です。駅の構内やデパートのフロア内、通路のショーウインドウやタクシーの中など設置場所に合わせたディスプレイが設置されています。デジタルサイネージの利用シーンの例として、大型のディスプレイで広告や案内を流すことや店舗内外に設置して看板の役割をさせる等があります。
デジタルサイネージの利点として、動画で動きや音声も伝えることが可能であることや、画像をネットワークで切り変えることができることです。動きや音声があれば、紙のポスターや看板に比べて注目を浴びやすく、時間やターゲットを設定して切り替えながら情報を伝えることができます。
市場規模は年々拡大されており、2018年度の2,320億円から2019年度は122.4%増の2840億円という伸びを見せていて今後も拡大していく見込みです。その主な理由として、5Gの普及やディスプレイの高性能化・低価格化で、設置台数の拡大が見込まれていことが挙げられます。
デジタルサイネージを利用する方法として、広告代理店等に依頼しデジタルサイネージサービスを利用することが一般的です。デジタルサイネージサービスを扱う企業によって、サービス内容や設置場所、コストなどは様々です。サービスによっては、情報素材の制作までがパッケージされているデジタルサイネージサービスや機器のレンタルサービスも多くあります。
参考:
株式会社矢野経済研究所”プレスリリース・デジタルサイネージ市場に関する調査を実施(2020年)”
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2400
【広告主向け】2021年注目のデジタルサイネージサービス
テレシー タクシーサイネージ「Tokyo Prime」
テレシー社は、IRIS社が共同で手がけるタクシー広告配信プラットフォームを運営しています。
テレシーでは、「Tokyo Prime」が提供する、全国メニューや東京限定メニューなど、全ての広告メニューの取り扱いが可能で、タクシーCM向けのクリエイティブ制作から広告配信、効果測定までをトータルでサポートいたします。
タクシーサイネージGROWTH
タクシーサイネージGROWTHは、東京都内で11,000台以上の設置台数を持つ、タクシーサイネージサービスです。株式会社ニューステクノロジーがサービスの提供をしています。
圧倒的なシェア率で都内40%以上のタクシー利用者をカバーしているので、効果的にプロモーションを行うことが可能です。時間や場所等により、リアルタイムで配信内容を変更できるなど、ターゲットに向けて細かい設定もできます。
アイチケット待合室サイネージ
アイチケット待合室サイネージは、主にクリニックなどの待合室向けに情報を開示するデジタルサイネージサービスです。アイチケット株式会社が、サービスの提供をしています。
特徴として、クリニックに来るターゲットに特化した商材を紹介できることや、診察番号の表示、信頼度の高い医療コンテンツ情報等を綺麗な画面で放映できることが可能です。料金は内容や放映時間等によって異なります。
Charge SPOT(チャージスポット)
日本初のスマートフォン充電器のシェアリングサービス「Charge SPOT」を利用したデジタルサイネージサービスです。INFORICH株式会社と株式会社ニューステクノロジーがパートナーシップを結び、デジタルサイネージサービスを提供をしています。
設置台数は全国20,000台を超え、多くの企業から新たな広告媒体として注目されています。
デジタルサイネージとしてはもちろん、充電器の貸し借りを目的に、利用者が店舗を訪れるというメリットもあります。無料で設置できるので、コスト面でのリスクもありません。
THE TOKYO SALON VISION COVER(ザ トウキョウサロンビジョンカバー)
THE TOKYO SALON VISION COVERは、高級ヘアサロン向けのデジタルサイネージサービスです。株式会社ニューステクノロジーが、サービスの提供をしています。
美容に関する情報や感度の高いターゲットに向けてリーチ可能です。青山・表参道・銀座・恵比寿・代官山を中心としたハイクラスのヘアサロンを中心にリーチすることが可能です。公式のyoutubeやinstagramとのコラボ企画などもあり、高い訴求効果も見込めるでしょう。
【媒体主向け】2021年注目のデジタルサイネージサービス
LOOOK(ルーク)
LOOOK(ルーク)は、モニターの設置から配信までワンパッケージになった、デジタルサイネージサービスです。株式会社ランドスキップがサービスの提供をしています。
専門知識がなくても、気軽に配信内容を変更することやデザインを自動作成できる機能があるので、簡単にデジタルサイネージを運用することが可能です。
他に空間演出の為の環境動画や、画像などのテンプレートが無料で使えるのも利点です。利用料金は初期費用無料で、月額4,980円(モニターは別料金)です。
クラウドポイント
クラウドポイントは、デジタルサイネージにおける、ディスプレイや配信、素材制作などを行うデジタルサイネージサービスです。株式会社クラウドポイントがサービスの提供をしています。
デジタルサイネージに関して、ほぼ全ての運用を相談することが可能です。料金は、依頼する内容によって異なります。
デジサイン
デジサインは、店舗用から社内の情報共有様など、様々な形態のサイネージ運用を提供するデジタルサイネージサービスです。サイバーステーション株式会社が、サービスの提供をしています。
専用機器による運用や導入までのサポートを依頼可能です。規模や運用内容によって、様々なプランや機器が用意されているので、ほとんどのデジタルサイネージ運用に対応してくれます。料金は、内容によって異なります。
【総合型】2021年注目のデジタルサイネージサービス
MONOLITHS(モノリス)
MONOLITHS(モノリス)は、全国約30万のディスプレイからターゲットに向けてプロモーションできる、クラウドデジタルサイネージサービスです。株式会社マイクロアドデジタルサイネージが、サービスの提供をしています。
アドネットワーク化された全国にあるサイネージディスプレイに向けて、広告や情報を配信できるサービスです。配信先や時間などは自社からマネタイズ可能になっており、自由に変更できます。