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最終更新日

20200622

ターゲティング広告とは メリット・デメリットとその種類

#アドテック

スマートフォンやPCあるいはタブレットなどのデバイスで、特定の商品やサービスについて検索すると、一定期間それらに関する広告が多く表示されるようになります。これをターゲティング広告といい、Webサイトを閲覧するユーザーの属性に合致した広告を配信することが可能です。

この記事では、ターゲティング広告について解説するとともに、ターゲティング広告のメリットやデメリット、ポイントのほか、実際にどのような手法が存在するのかについてもご紹介します。

ターゲティング広告とは

ターゲティング広告はユーザーやコンテンツに関する情報を分析し、個々のユーザーに適切と考えられる広告を配信する手法です。

具体的には各デバイスのブラウザにWebサイトがログイン情報や閲覧履歴などの情報を保存するCookie(クッキー)によってユーザーにとって適切と考えられる広告を選別し、表示します。

つまり、ターゲティング広告は指定した特定の条件に合致した場合に表示される広告です。

ただし、ブラウザやデバイスごとにユーザーを識別しているため、必ずしも特定の個人を限定できるものではありません。

ターゲティング広告のメリット

ターゲティング広告には、具体的に次のようなメリットが考えられます。

コンバージョン率の向上

ターゲティング広告の最大のメリットは商品やサービスに興味を持ち、コンバージョンが期待できるユーザーを狙い撃ちできることです。ユーザーの検索履歴を探知して興味のある商品やサービスに関する広告を集中的に配信すれば、コンバージョン率はおのずと向上します。

広告コストの抑制

コンバージョン率の高いターゲティング広告は顧客獲得単価(CPA)を抑制することができます。これは、商品やサービスに興味のないユーザーに広告を配信する無駄な広告コストを削減できるからです。

リターゲティングができる

ターゲティング広告には特定のWebサイトを訪問したことのあるユーザーに対し再度広告を配信する「リターゲティング広告」という手法もあります。現代はインターネット上でユーザーが辿るカスタマージャーニーが多様化しているため、リターゲティング広告によって再度注意喚起することにより、顧客の取りこぼしを防げます。

リターゲティングについての詳しい解説はこちら

リマーケティングとは そのメリット・デメリット、種類について

ターゲティング広告のデメリット

メリットの一方で、ターゲティング広告はデメリットにも注意しながら運用する必要があります。

ユーザーにとって不快な場合がある

特定のユーザーに対し集中的に配信されるターゲティング広告は、繰り返し執拗に表示されることでしばしばユーザーに不信感を持たれることがあります。

また、間違った情報をもとに配信してしまい、ユーザーにとって不快な広告が表示されるという問題が起こることも否定できません。

費用をかけたうえにユーザーを遠ざけてしまう結果を招くのであれば広告としては本末転倒です。

配信方法が膨大

ターゲティング広告は配信方法が膨大に存在します。また、媒体によってターゲティングが可能なユーザー層が異なることも少なくありません。このため実際の運用では知識や実力が伴わない場合、販売効果が期待できる集客方法を手放すことにつながり、ビジネスチャンスを逸することになってしまいます。

ターゲティング広告を実際に配信する際のポイント

ターゲティング広告では、メリットやデメリットのほかに、実際に配信する際に抑えおかなければならないポイントもあります。

適切な広告設定が必要

ターゲティング広告ではまず適切な配信設定をすることが大切です。ターゲティング広告の主な配信先にはGoogleなどの検索エンジンがありますが、ターゲティングの方法などの設定が適切であれば、よりコンバージョンに結びつきやすくなります。

たとえば、ターゲットが比較的広い範囲の場合はさまざまな関連ジャンルにおいて配信される「コンテンツターゲティング広告」が適しています。一方でターゲットを絞り込みたい場合には、Cookieをはじめとした情報が該当している場合にのみ表示される「オーディエンスターゲティング」を選択するとよいでしょう。

ユーザーにとって魅力的な広告であること

ターゲティング広告のデメリットにもあるように、ユーザーにとって興味のある商品やサービスに関する情報を提供しても、不快であると感じられてしまえば広告としての効果はありません。このため、ターゲティング広告はターゲットユーザーに合致し、魅力的な内容であることが重要となります。

ターゲティング広告の主な種類

場所や時間を考慮した広告であれば、インターネットが普及する以前から存在します。しかしながらインターネット広告の登場によって、取得可能なユーザー情報が飛躍的に増加したことでより綿密なターゲティングが可能となりました。このため、現在ではターゲティング広告にもさまざまな手法があります。

行動ターゲティング

Webサイトを巡回する個々の行動履歴をもとにしてユーザーが興味や関心を示していると考えられる広告を配信する手法です。行動履歴は主としてCookieから取得し、特定の商品やサービスに興味や関心を持つユーザーに限定して広告を配信することができます。ただし、商品やサービスを限定するため、広告を配信するターゲットの絶対数は減少します。このため、「広く・浅く」ではなく、「深く・狭い」範囲に訴求したい場合に効果的です。

ただし、ユーザーの行動履歴をもとにして広告を配信することから、オプトイン・オプトアウトの設定を行い、ユーザーから承認を得る必要があります。

サイトターゲティング

特定のサイトに限定して広告を配信する手法です。サイトを限定するため、サイトを訪問すると想定されるユーザーの属性と相性のよい広告を表示することができます。年齢や性別、ジャンルなど、サイトの主な属性が絞り込める場合に有効です。

またサイトターゲティングも商品やサービスに興味を持っているユーザーを限定することができ、訴求効果の向上が見込めます。

コンテンツターゲティング

Webサイトの内容、つまりコンテンツの属性に連動した広告を配信する手法です。このため、コンテンツの属性に合致するか、あるいは訪問するユーザーの属性に合致するかのいずれかの場合に有効な手法といえます。

Webサイトが複数のコンテンツで構成されていて、かつWebサイト単位ではなくコンテンツも訪問ユーザーもそれぞれ異なる場合には、属性にあわせて広告を配信することでユーザーへの訴求効果の向上が期待できます。

オーディエンスターゲティング

ターゲティング広告の中でも最も種類が多く、活用されている手法です。

Audience(オーディエンス)とは聴衆や視聴者を意味し、オーディエンスターゲティングではCookieをもとにした個人を特定しない「人」となります。そこで、オーディエンスターゲティングではユーザーの属性や位置情報、行動履歴といったオーディエンスデータを活用することにより、ユーザーにとって適切な広告を配信します。

つまり、オーディエンスターゲティングは広告枠という「スペース」ではなく、ユーザーという「人」に対して広告を配信する手法なのです。

検索連動型広告

Googleをはじめとした検索エンジンにおいて入力したキーワードをもとに関連する広告を配信する手法です。キーワードターゲティング広告、またリスティング広告とも呼ばれるもので、特定のキーワードによる検索を行った、購買意欲の高いユーザーに対して広告を配信することができます。ターゲティング広告の中でも高い集客効果が見込める手法です。

デモグラフィックターゲティング

ユーザーの性別や年齢といった属性情報に合致する場合のみ広告を配信する手法です。このため、商品やサービスなどのターゲット層が明確になっている場合に有効といえます。

会員制のサイトであればログイン中には会員登録の際に入力された属性情報を使用し、ログインしていなければCookieのアクセスログから属性を予測したりすることもあります。

ターゲティング広告についてのまとめ

  • ターゲティング広告はユーザーやコンテンツに関する情報を分析し、個々のユーザーに適切と考えられる広告を配信する広告手法です。
  • ターゲティング広告のメリットとしてはコンバージョン率の向上、広告コストの抑制、リターゲティングができるといった点が挙げられます。
  • デメリットはユーザーが不快に感じる可能性があり、配信方法が膨大であることなどです。
  • ターゲティング広告は適切な広告設定やユーザーの興味を惹く広告であることがポイントとなります。
  • ターゲティング広告には主に行動ターゲティング、サイトターゲティング、コンテンツターゲティング、オーディエンスターゲティング、検索連動型広告、デモグラフィックターゲティングなどの種類があります。

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