ビジネスメディアのミツカル産業用ソフトウェア市場、今後5年でCAGR18%の成長予測。マイクロソフトは2021年に最大ベンダーに

産業用ソフトウェア市場、今後5年でCAGR18%の成長予測。マイクロソフトは2021年に最大ベンダーに

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株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「産業用ソフトウェア情勢:2022~2027年」(IoT Analytics GmbH)の販売を3月22日より開始した。

本レポートでは、マイクロソフトは2021年にSAPを抜き最大の産業用ソフトウェアベンダーとなり、産業用ソフトウェア市場は今後5年の間にCAGR18%で成長すると予測されている。

IoT Analyticsの最新レポート「Industrial Software Landscape 2022-2027」によると、2022年には一般的なメーカーが産業用ソフトウェアにかける費用がオートメーションハードウェアを超えると予測。わずか5年前には、産業用ソフトウェア市場はハードウェア中心のOT市場よりも約40%小さかったことを考慮すると、状況は急速に変化していることがわかる。製造業はソフトウェアベースになっており、5年後の産業用ソフトウェア市場の規模は、OTハードウェア市場の2倍になると言われている(2021年の総市場規模は1,090億米ドル、2027年の推計は2,880億米ドル)。

さらに本レポートでは、産業用ソフトウェア市場を牽引する要因として「情報の流れとデータのデジタル化」、「ハードウェアのソフト化・仮想化」、「システムとプロセスの統合」、「多くの機能と効率性を備えたソフトウェアの提供」、「効率的な保護を必要とするシステムとデータ」、「短期的な変化や新たな要件への対応」などを挙げている。

製造業にとってソフトウェアの果たす役割は年々拡大しており、産業用ソフトウェアのトップ企業の市場は比較的細分化され、クラウドインフラストラクチャーとサービス、サイバーセキュリティ、データ分析などの高成長カテゴリーも存在。さらに多くの企業がソフトウェアのデジタル化と近代化を進めていく中で、上記の分野に長けた企業は、産業用ソフトウェア全体の中でもより大きな役割を獲得していくと予想される。

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