ビジネスメディアのミツカルGitLabが 新バージョン15.0をリリース

GitLabが 新バージョン15.0をリリース

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『One DevOpsプラットフォーム』を提供するGitLab(以下GitLab)は、次のメジャーバージョンである『GitLab 15』をリリースしたことを発表した。

GitLabは、DevOps機能のすべてをひとまとめにしたクラウドにとらわれないエンドツーエンドのOne DevOpsプラットフォーム。今回、リリースされた『GitLab 15』では、最初のリリースバージョンである15.0から、新しい最先端のDevOps機能を1つのプラットフォーム上で提供する。

『GitLab 15』は、包括的なDevOps機能を通じて、企業がビジネスクリティカルなコードの開発やコラボレーションによって、ソフトウェアを安全に提供し、求められるビジネス成果を達成できるよう支援する。

特徴は以下の通り。

可視性と可観測性でサイロを解消し効率性を促進

アプリケーションやワークフローの動きを可視化して共有することで、チームはより迅速に作業を進めることができる。『GitLab 15』は、可視性を向上させ、企業が価値の提供とアプリケーションの正常性をエンドツーエンドで可視化できる新機能を提供。これらの機能により、コラボレーション可能な共有環境が構築され、組織のサイロ解消が期待できる。また、『GitLab』の包括的な可観測性および監視ツールにより、インシデントの発生率を抑え、直近のパフォーマンス低下に対する実践的な知見を得ることができる。それによりインシデント発生時にはリアルタイムなトリアージを実施できるようになる。これらの新機能は、コードから製品化までのリードタイムの短縮、エラーの頻度と重大度の低減、開発チームによる展開頻度の向上、インシデント後の復旧時間の短縮に貢献する。

継続的なセキュリティとコンプライアンス

脆弱性は開発プロセスの後半に発見されるケースが非常に多く、コスト増につながるだけでなく、セキュリティ侵害やビジネスの中断を招く危険性がある。この状況が、複雑な最新のアプリケーションやクラウドネイティブな展開によってもたらされる新たな攻撃ベクトルを深刻化させている。GitLabの最新リリースでは、ソフトウェア開発ライフサイクル全体にわたりコンプライアンス遵守を支援する機能が強化され、組み込みのセキュリティスキャンとコンプライアンス監査機能が提供される。これにより、開発チームは、さらにツールを追加したり、製品の提供に支障をきたすことなく、ソフトウェアのイノベーションに集中できる。

エンタープライズアジャイルプランニングとワークフローの自動化

エンドツーエンドのDevOpsプラットフォームとして、GitLabはユニークな立場にあり、ビジネスリーダーがビジョンを推進し、DevOpsチームが働き方を改善しながら価値を提供できるよう支援できるプランニングスイートを提供する。『GitLab 15』では、プランニング機能が強化されて、さらなる柔軟性が実現され、より多様なワークフローをサポートし、初期分析から計画、実装、展開、監視に至るまで、DevOpsライフサイクルのあらゆる段階においてデータを相互連携させる。さらに、GitLabは、機械学習(ML)機能によりDevOpsプラットフォームを強化し、既存の機能をよりインテリジェントで自動化されたものにすることで、価値実現に要する時間を短縮し、また推奨提案機能によって意思決定サイクルを短縮する。

データサイエンスチームとワークロードのサポート

The One DevOpsプラットフォームは、最新のアプリケーションの構築や安全性の確保、また運用に関わるすべての人々をサポートする。機械学習(ML)は、今日のソフトウェア開発に不可欠な要素であり、『GitLab 15』により、データサイエンティストは、データサイエンスモデルをより効率的に展開し、調整に伴う課題を軽減し、より迅速に知見を得て、長期的に自身のデータから学習できるようになる。さらに、『GitLab 15』では、ModelOpsのユースケースをさらに充実させることで、データサイエンスチームは関係者と緊密に連携し、素晴らしいユーザーエクスペリエンスを提供する。

さらに、今後は可視性や可観測性、継続的なセキュリティとコンプライアンス、エンタープライズアジャイルプランニング、ワークフローの自動化、データサイエンスワークロードのサポートなどのソリューション分野におけるプラットフォームの機能が強化される予定。

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