ビジネスメディアのミツカルデータ活用に必要な全てをSaaSで提供するDATAFLUCT、シリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施

データ活用に必要な全てをSaaSで提供するDATAFLUCT、シリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施

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株式会社DATAFLUCT(以下DATAFLUCT)は、事業会社を中心とする投資家グループ7社を引受先とした第三者割当増資及びりそな銀行からの融資により、シリーズBラウンドとして総額11億円の資金調達を実施したことを発表した。

本ラウンドにおける評価額は51億円で、本ラウンドおよび負債性資金を含む累計調達金額は18億円となる。

DATAFLUCTは、データ活用に必要な全てをSaaS/PaaSで提供し「データ活用の民主化」を推進する会社。

これまでに、非構造化データを含むあらゆるビッグデータをカタログ化できるデータレイク/データウェアハウス『AirLake(エアーレイク)』、脱炭素のための“環境価値”流通プラットフォーム『becoz(ビコーズ)』、最新の外部データを用いた高精度の需要予測サービス『Perswell(パースウェル)』、データの力でサステナブルなまちづくりを実現する『TOWNEAR(タウニア)』など、13の領域において自社サービスを開発し多くの産業の企業のDX支援を行っている。

今回調達した資金は、事業・サービス開発強化と、そのための人材採用強化に活用される。

以下は、投資家からのコメント。

【株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ 代表取締役社長 郷治 友孝氏】

UTECでは、このたび、昨年の Series A に引き続き、株式会社DATAFLUCTのSeries Bラウンドをリードさせていただきました。UTECではこれまで数々のAIスタートアップへの投資を行ってきましたが、企業の現場においてAIを活用できるデータ基盤が欠如しているという問題を感じてきました。
DATAFLUCTは、企業の中に散在するデータの集約や非構造化データの構造化などを簡単に行えるソリューションである「AirLake」を提供しており、このたびの資金調達によって、需要予測/脱炭素/スマートシティといった様々なアプリケーションごとの企業における「データ活用の民主化」をより一層加速することを期待しております。

国分グループ本社株式会社 イノベーション推進部イノベーション推進課長 目加田 雄亮氏】

当社は1712年の創業以来、300余年にわたり食の文化、また、食の楽しさ、豊かさを紡いでまいりました。DATAFLUCT社とは、食のサプライチェーンにおける新たな価値創造を実現していきたいという両社の想いが合致し、現在まで強固な共創関係を築かせて頂いております。
DATAFLUCT社の持つ、構想力・技術・知見・推進力に揺るぎのない信頼を寄せております。DATAFLUCT社の高度なデータサイエンスの技術とデータビジネスに関する知見、国分グループが持つネットワークと長い歴史の中で蓄積してきた膨大なデータを掛け合わせ、持続可能な食品流通システムを実現し、食を通じて世界の人々の幸せと笑顔を創造して参りたいと考えております。

【株式会社竹中工務店 情報エンジニアリング本部 情報エンジニアリング1グループ チーフエンジニア 粕谷 貴司氏】

DATAFLUCT社とは、TAKENAKAアクセラレーターでご一緒してからの付き合いです。そこから、builboの開発以外にも、データ分析の開発委託等にお付き合いいただき、その技術力だけでなく、企画構想力に対しても信頼を寄せています。
今回の業務資本提携によって、両社の関係強化に加え、互いの不足する技術を補完されることで、スピード感のある課題解決とサービス開発につながると確信しています。それらのサービスの展開を通じて、建設業に関わる多くのステークホルダーのDXを実現するとともに、社会課題解決にも繋げていきたいと考えています。

【東芝デジタルソリューションズ株式会社 取締役社長 岡田 俊輔氏】

この度の資金調達、誠におめでとうございます。これまでDATAFLUCT社と当社は、データを活用した機械学習ソリューションの開発等を通じて協業を進めてきました。今回はこうした取り組みをさらに発展させ、当社が保有するコミュニケーションAIやアナリティクスAI、製造業向けソリューション等のさまざまなIoT/AI技術・CPS技術やソリューションを提供し、同社の強みである新たなデータ活用サービスの開発力、サービスの迅速な市場投入の実行力に繋げていくことで、企業のDXとカスタマーサクセスが実現されていくことを期待しています。

【三井住友海上キャピタル株式会社 取締役社長 石上 壽一氏】

ビッグデータの活用に真に取り組もうとしている日本企業が増加しつつある中、「データ活用の民主化」を実現するDATAFLUCTの活躍機会も増加しています。企業の成長戦略支援だけでなく、データ活用により様々な課題を解決できる社会を築いていくという点で多大な貢献ができると確信しています。
当社は今後も、三井住友海上を初めとするMS&ADグループのリソースを活用して、同社の成長と日本におけるデータ活用拡大を支援する所存です。

【株式会社ポーラ・オルビスホールディングス 古川 詩野氏】

DATAFLUCT社の強みの一つであるデータ基盤構築、分析アプリケーション提供、ビジネス創出支援を兼ね備えたビジネスモデルは、日本企業のデータ活用の課題に対し一気通貫でアプローチすることで大きく貢献できると確信しています。当社グループにおいても昨年より分析アプリケーションの利用を皮切りに、保有するデータを活用した価値創造のあり方について同社とディスカッションを重ねてまいりました。今回の資本参加によって、当社の既存事業の強化と新規事業の創出の両面でご支援頂きながらも、双方の企業価値の向上の実現を目指したいと考えています。

【株式会社tb innovations 代表取締役社長 高 賢敃氏】

現在、様々な社会課題が認識される中で、データ活用はその大きな解決手段の一つとされています。DATAFLUCT社のチームとプロダクトがもたらすデータ活用ソリューションは、高い技術的知見と鋭いビジネスへの洞察力に裏付けられており、データ活用による社会課題の解決を強力に推進するものとして今後益々社会に必要とされるものと確信しております。今回の出資をきっかけとして東京貿易グループとDATAFLUCT社の事業連携が展開し、社会に新たな価値を提供することを通じて私たちが社会課題の解決の一翼を担うことができれば幸いです。
(株式会社tb innovationsは東京貿易グループ内のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の管理・運営等を行い、戦略投資・コンサルティング・新規事業開発などを手掛けています。)

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